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2022.12.23

マウスピース矯正で前歯だけ治療したいときの注意点

マウスピース矯正で前歯だけ治療したいときの注意点

 

歯並びは、その人の第一印象を左右する大事な要素なので、自身の歯並びを気にしている方は多数存在し、歯のなかでもその人の印象を大きく左右する前歯は、とくに気にされることが多いです。

ただ、歯の矯正と聞くと大掛かりな治療をイメージし、なかなか矯正に踏み出せない方もいるでしょう。しかし、部分的に気になる場合は、大掛かりな治療をせずともマウスピース矯正で歯並びを治せます。

この記事では、マウスピース矯正で前歯のみを治療する際の注意点や、治療費用・治療期間などを分かりやすく紹介しています。前歯の歯並びが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

前歯だけのマウスピース矯正の注意点

 

主な注意点としては、歯並びが悪すぎるとできない可能性がある、想像通りの仕上がりにならない可能性がある、ライフスタイルによっては不向きといったことが挙げられます。

また、保険は適用されないため注意が必要です。前歯だけを治療するのであれば、治療前にこれらの注意点をしっかりと把握しておきましょう。

 

歯並びが悪すぎるとできない可能性がある

多少歯並びが悪いくらいなら問題ありせんが、歯並びが悪すぎるとマウスピースによる部分矯正は行えません。

歯の重なりが大きい、歯並びがガタガタになっている、上の歯や上顎が前に突き出ている、前歯の噛み合わせが深いなど、症状が強い場合は部分矯正の適応外になってしまうため、注意が必要です。

また、奥歯を噛み締める癖によって前歯が押し出されているすきっ歯や、奥歯の位置が低く噛み合わせが深い場合などは、単純に隙間を閉じても元々の噛み合わせや癖が原因となって歯の位置が元に戻ってしまいます。

そのため、症状が重いすきっ歯の場合は部分矯正で対応できないことがあります。

ただ、部分矯正が行えるのかを自分で判断するのは難しいので、前歯の矯正を検討している方は一度歯科医師に相談してみましょう。

 

想像通りの仕上がりにならない可能性がある

マウスピース矯正によって前歯の歯並びが治ったとしても、歯全体を矯正しているわけではないため、自分が想像していた通りの仕上がりにならない可能性があります。

全体矯正より料金が安いにしても、想像通りの仕上がりにならないと損した気分になってしまうでしょう。そのため、前歯のみを治療する場合は歯科医師とよく相談し、事前に仕上がりを確認しておかなければなりません。

治療後はどういった仕上がりになるのか、前歯だけを治せば歯並びが良くなるのかを把握したうえで、自分に合った治療方法を選択するのがおすすめです。

前歯の歯並びが気になる場合は、安く済ませられるという理由だけで部分矯正を選ぶのではなく、医師と相談してベストな治療方法を選びましょう。

 

ライフスタイルによっては不向き

マウスピース矯正は自己管理が大事なので、歯並びの状態に問題がなくてもライフスタイルによっては不向きな場合があります。

1日20時間以上の装着や食事の後にしっかりと歯を磨いてから装着する、医師の指示通りに通院するなど、守らなければならないことが多いため、不規則な生活をおくっている方や仕事が忙しい方には不向きです。

自身の生活に合っていなかったり、自己管理に不安があったりする場合は、ワイヤーでの部分矯正を選ぶと良いでしょう。

 

保険は適用されない

先天性疾患に起因する咬合異常や、永久歯萌出不全に起因する咬合異常、手術が必要な顎変形症など、一部の症例では保険が適用されますが、基本的に審美目的の歯列矯正には保険が適用されません。

とくに、マウスピース矯正は比較的軽い症状の際に行われる治療なので、保険が適用されることはほとんどないでしょう。

矯正する際は保険が適用されず、自身で全額負担しなければならないため、ある程度お金に余裕がある状態での治療をおすすめします。

 

 

前歯だけのマウスピース矯正はこんな人におすすめ

 

前歯のみのマウスピース矯正は、なるべく治療費用を抑えたい人や短期間で矯正を終わらせたい人、健康な歯を残したまま矯正したい人、歯と歯の隙間をなくしたい人、後戻りをなんとかしたい人などにおすすめです。

 

なるべく治療費用を抑えたい

全体の矯正は全ての歯を動かすので、治療費用が高額になってしまいますが、前歯のみを矯正する場合は全体矯正よりも大幅に治療費用を抑えられます。

また、ワイヤーでの部分矯正よりもマウスピース矯正の方が安いため、適応できる範囲の症状であればより費用を抑えることが可能です。

ただ、歯並びの状態によっては自分が想像していた通りの仕上がりにならない場合があるので、マウスピース矯正で前歯のみを治療する際は、お金を無駄にしないためにも医師としっかり相談しましょう。

 

短期間で矯正を終わらせたい

ワイヤー矯正は数年単位の治療期間を要するのに対し、マウスピース矯正の治療期間は最短で3ヶ月といわれているため、短期間で矯正を終わらせたい場合におすすめです。

短い期間で矯正を終わらせられるので、多少余裕をもって治療を受ければ結婚式や入学式といった大事なイベントにも間に合わせられるでしょう。

ただ、治療期間が短くても医師の指示通りに通院しなかったり、毎日の装着時間を守れなかったりした場合は、治療完了までの期間が伸びてしまいます。

そのため、自身の生活に合っているのかをよく考えたうえで治療を始めることが大切です。

 

健康な歯を残したまま矯正したい

ワイヤー矯正は歯の表面に装置を固定するため、装置の間にプラークが溜まりやすく口内が不衛生になり、虫歯のリスクが高まります。

しかし、マウスピースは取り外して歯を磨けるので、虫歯のリスクを減らして健康な歯を残したまま矯正することが可能です。

また、ワイヤー矯正は動かしたくない歯までも動いてしまう可能性がありますが、マウスピース矯正は強制的にではなく徐々に歯を動かしていくことから、矯正部分以外の歯並びが変わりにくいという特徴があります。

そのため、ワイヤー矯正よりも健康な歯を削って歯並びを調整するリスクが少ないのです。矯正によって健康な歯を削るリスクが少なかったり、衛生的な口内環境を保てたりするのはマウスピース矯正の大きなメリットといえるでしょう。

 

歯と歯の隙間をなくしたい

マウスピース矯正はすきっ歯の治療に適しており、前歯のみであれば、費用を抑えて歯と歯の隙間をなくすことが可能です。

ただ、歯並びの状態によっては部分矯正で対応できないケースがあります。そのため、マウスピース矯正を検討している場合は、自分の前歯が治療できるかどうかを医師に確認してみましょう。

 

後戻りをなんとかしたい

矯正後は適切に保定しないと後戻りしますが、部分矯正であれば後戻りした歯を治すことが可能です。

もし、全体の矯正後に前歯が後戻りしてしまった場合は、前歯のみの部分矯正をおすすめします。

 

 

前歯だけのマウスピース矯正の治療費用と治療期間

 

受診するクリニックによって治療費用は異なりますが、前歯のみのマウスピース矯正はおよそ10〜40万円で行えます。費用を少しでも抑えたい場合は、いくつかのクリニックを調べて比較するのがおすすめです。

そして、治療期間は状態によって個人差がありますが、およそ3ヶ月〜1年前後となっており、ほとんどの場合は1年以内に治療が完了します。

ただ、前歯のみの矯正でも1〜3ヶ月に1回は通院しなければならないため、想定している期間内で終わらせたいのであれば、決められたタイミングで必ずクリニックを受診しましょう。

 

 

まとめ

 

新型コロナウイルスの影響により近年ではマスク生活が当たり前になっていることから、今のタイミングで矯正しようと考えている方も多いかと思います。

ただ、全体の矯正には莫大な費用と時間がかかるため、費用を抑えたい方や短期間で治療を終わらせたい方は前歯のみ矯正するのがおすすめです。

前歯はその人の印象を大きく左右するので、前歯だけでも矯正すれば相手に良い印象を与えられます。また、歯並びが良くなればそれだけで自分の自信にもつながるでしょう。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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