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2022.10.05

マウスピース矯正の7つの失敗例と失敗しないための知識

マウスピース矯正の7つの失敗例と失敗しないための知識

 

歯列矯正には表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正のほかに、マウスピース矯正があります。マウスピース矯正がそのほかの矯正と異なるのは、ワイヤー・ブラケットを直接歯に装着せず、マウスピースの装着で歯列を矯正する点です。1日20時間ほどの着用が推奨されているマウスピース矯正ですが、失敗しやすいといわれる場合もあります。そこでこの記事では、マウスピース矯正の失敗例と失敗しないための知識について解説します。

 

1:マウスピース矯正の失敗例

マウスピース矯正は好きな時間に着用できるメリットから、歯列矯正に気付かれたくない方や手頃に矯正を行いたい方に人気があります。しかし、そんな気軽にできる矯正だからこそ、失敗例も少なくありません。ここではマウスピース矯正における失敗例について紹介します。これからマウスピース矯正を始めようと考える方や「マウスピース矯正ってどうなの?」と迷っている方は参考として役立ててください。

 

歯並びが元に戻った

マウスピース矯正は、歯並びが元に戻ってしまうケースがあります。これはマウスピースをしっかり装着していなかったことが原因です。マウスピースの装着時間が短く充分な矯正ができなかったために、歯並びが元に戻ってしまう恐れがあります。歯並びが元に戻ってしまうと、再矯正を行い、これまでよりも長い装着時間を確保しなければなりません。

 

出っ歯になった

マウスピース矯正によって出っ歯になってしまったといったケースも少なくありません。出っ歯になってしまった場合は、マウスピース矯正が合っていなかったか、充分な矯正時間を確保していなかった可能性も考えられるでしょう。マウスピース矯正を検討する場合は、出っ歯にならないための治療法として、現在の歯並びや歯の動かし方をしっかりと確認したうえで取り入れるのが望ましいです。マウスピース矯正についてのメリット・デメリットを含め、現在の歯並びや歯の動かし方でも矯正が可能なのかについて医師とよく話し合うとよいでしょう。

 

歯列が悪くなった

理想の歯並びを手に入れるためにマウスピース矯正を始めたのに、以前に比べてより歯列が悪くなってしまうケースもあります。歯列がより悪化した場合は、マウスピース矯正がもともとの歯列に適さなかったことが原因です。本来であれば抜歯を行い、歯列矯正に必要なスペースを確保したうえで行うものですが、抜歯の適切な処置が行われなかった場合、マウスピース矯正では充分な矯正の効果が得られない可能性があります。

従来の歯列からどのような治療を経てマウスピース矯正をすべきなのかをドクターと話し合わなければ、かえって歯列が悪くなったり出っ歯になってしまったりなどのトラブルにつながります。現状の歯列に対して必要な治療や注意点は、事前に把握することが大切です。

 

歯が変色した

マウスピース矯正によって歯が変色した場合は、ガタガタの歯列に対して強い力がかかるのが原因と考えられます。マウスピースの取り外し時に何度も強い力がかかると、歯の神経が充血を起こし、変色してしまいます。マウスピース矯正によって歯が変色した場合は、一度マウスピース矯正を中断して安静にすることが必要です。安静期間には個人差があるものの、最長6か月は様子を見ます。その期間は治療ができなくなってしまうので注意しましょう。

 

痛みを感じるようになった

マウスピース矯正は、表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正とは異なり、ワイヤーやブラケットを直接歯に装着しませんが、なかには痛みを感じる方もいます。痛みを感じるのは主に顎部分で、矯正によってかみ合わせが不安定になり負担がかかっていることが原因と考えられています。歯列が改善されれば顎への負担も軽減されるものですが、ドクターとのカウンセリング時に、歯列に合わせた適切な治療が行われていない場合、顎に負担をかけてしまうことも少なくありません。

マウスピース矯正によって奥歯のみが長時間圧力を受け、沈み込むこともあります。マウスピース矯正を行う場合は、カウンセリング時にドクターと細かく話し合い、現状の歯列でマウスピース矯正は可能なのかを検討する必要があるでしょう。また、マウスピース矯正に必要な治療やデメリットなどを細かく把握したうえで進めていくことが重要です。

 

虫歯や歯周病になった

矯正中に、虫歯や歯周病になるケースも少なくありません。これはマウスピース矯正によってブラッシングが上手に行えず、口内環境が悪化したことが原因です。マウスピースの洗浄をこまめに行う、口内環境を清潔に保つよう歯を一本一本磨く、マウスウォッシュやデンタルフロスなどを取り入れるのが効果的です。

 

2:マウスピース矯正で失敗しないためには

マウスピース矯正を始めるのなら、できればトラブルなく歯列を改善したいもの。ここではマウスピース矯正で失敗しないために、4つの方法について解説します。

 

必ず装着時間を守る

マウスピース矯正は外出時や食事、歯磨きなどの際に簡単に取り外すことが可能です。そのため、つい装着を忘れたまま過ごしてしまう方も少なくありません。手軽に始められる矯正だからこそ、自己管理が重要になります。マウスピース矯正を成功させるためにも、ドクターに勧められた装着時間を守るよう心がけてください。

歯科医にもよりますが、マウスピース矯正の一般的な装着時間は1日20時間程度といわれています。通勤・通学を含め、自宅に居る時間はほぼ装着する必要があるので、装着するタイミングについてもよく検討してから決めましょう。

 

矯正装置のケアを怠らないようになる

マウスピースは簡単に取り外し可能です。外出時に違和感を抱いたり、睡眠時に痛みを感じたりした場合はすぐに取り外せるのがメリットです。しかし、マウスピースをタオルやハンカチにそのまま包んで放置したり、洗浄などを取り入れず毎日使ったりすると、ばい菌が繁殖し、口内環境を著しく悪化させてしまいます。

マウスピースケースを用意したり、毎日こまめに洗浄したり、きれいにブラッシングをして食べかすを除去するなどのケアを怠らないよう注意してください。

 

技術や実績のある歯科医院を探す

歯列矯正にはマウスピース矯正のほかにも、いくつかの種類があります。マウスピース矯正にはメリットもありますが、適切に管理しないとかえって歯列を悪化させるといったデメリットも考えられます。

現状の歯列を改善させるためには、技術や実績のある歯科医院を探すのも大切です。「通いやすいから」「安いから」などの理由で歯科医院を選ぶのではなく、マウスピース矯正を含め、歯列矯正について豊富な経験や高い技術があるかどうかも歯科医院選びのポイントにしましょう。

 

問題が起きたらすぐ歯科医院に連絡する

歯列矯正を行うには、あらかじめ歯科医院の印象についてもチェックしましょう。マウスピース矯正中に痛みを感じたり、どこか違和感をもったりした場合に、速やかに相談しなければならないからです。

また、何か問題が生じた場合すぐに対処できるような環境であるかを確認することも大切です。理想的な歯科医院を見つけた際は、口コミやレビュー、公式サイトなどを確認し、どのようなトラブルに対応してくれるのかをチェックしましょう。

 

まとめ

マウスピース矯正を始める前に失敗例と未然に失敗を防ぐ方法を把握しましょう。対処法をあらかじめ押さえておけば、マウスピース矯正にともなうトラブルを未然に防げるからです。

きれいな歯並びを手に入れるためには、現状の歯列でもマウスピース矯正が可能かをドクターと相談することも大切です。理想の歯科医院を見つけたときは、丁寧なカウンセリングが受けられるか、高い技術や実績があるかも確認しましょう。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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