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2014年12月 2日


先日、大学病院で顎外科矯正治療をして治療結果に納得いかない方が相談に来院しました。

顎外科矯正とは、上顎、下顎を入院して手術して位置を変えたり形を変えたりする手術と矯正歯科治療を混合する治療を言います。


顎外科手術方法には多数のバリエーションがあり私たち矯正専門医がレントゲンを見ただけだと、どんな手術をしたのかまったく見当がつきません。

顎外科矯正の場合、一部の手術法や矯正法が保険適応となっていますが、当院で計画する外科法や矯正法はアメリカの最新の治療法なのですべて自費となります。

せっかく保険が使用できる日本人の患者様にとっては残念ですが、あまりにも最新の顎外科矯正治療法と保険の顎外科矯正治療法が懸け離れているため、保険適応の治療をしません。

しかし、多くの患者様が最新の顎外科治療を必要として治療を受けます。


さて、大学病院での顎外科矯正治療を受けた方ですが、
当院での相談時、それはもう大騒ぎでした。


不満な気持は分かりますが、私たち矯正歯科医だけでは顎外科矯正治療後のリカバー治療は不可能です。


患者様にとって一番良い選択は、

顎外科矯正治療をした口腔外科医と矯正歯科医とよく話し合い、

それでも納得いかない場合は資料を借りてセカンドオピニオンを受けることが大切です。


医科の治療ではごく普通の手続きです。

ではなぜ顎外科矯正治療後の患者様に矯正歯科医だけで対応できないかと言うと、
顎外科手術をすることにより今後の変化が予測できません。

どの骨をどちらの方向にどのくらい移動し、

その時軟組織にどのような処置をしたのか、

そして手術後から現在までどんな変化が起こっているか分からないとこれからの矯正治療計画が立てられません。

ただ現状の噛み合わせを見て矯正治療法をお話する矯正歯科医がいたとしたら、低レベルです。


再び患者様を悪夢へと導くことになります。

インプラント矯正はインプラントと矯正歯科の2分野の知識と技術が必要なのは当然です。


しかしこの当然の事を理解できない矯正歯科医が多い事に驚きます。

まさに外科の素人としか言いようがありません。


その素人がインプラント手術をしてよいのでしょうか?

当然だめに決まっています。

先日、日本成人矯正歯科学会のセミナーで高木多加志教授の講演を聞きました。

※日本成人矯正歯科学会は開業医が作った学会で日本国は学術学会と認めていません。

※高木多加志教授は東京歯科大学口腔外科学講座教授です。


東京歯科大学では当然ですが、矯正用インプラントの手術は口腔外科医が行います。

矯正歯科医は行いません。

常識的な事です。


講演内容は


①インプラントの基礎知識

②インプラント植立手順

③画像診断法

④埋入手技の実際

⑤インプラントのメンテナンス

⑥偶発症への対応

⑦症例と問題点

でした。
インプラントの知識として大切な事を分かりやすく講演していただきました。

中でも偶発症について、インプラントの破折、緩み、誤飲、インプラント周囲炎について、
矯正歯科医とのギャップがよく分かりました。


ある矯正歯科医がインプラント破折について質問していましたが、

医学において破折は事故でありますが、外科を知らない矯正歯科医はその認識がありませんでした。

恐ろしい事です。


国際口腔インプラント専門医学会ICOIを知ってもらいたい。


nyu1.jpg

↑ 銀座矯正歯科 中嶋先生のICOIインプラント矯正フェロー認定証です。


この学会にはインプラント矯正歯科の認定医があります。


この認定医はあくまでもインプラント手術が主体の認定医です。


インプラント矯正治療には絶対にインプラント学の知識が必要です。


インプラント手術は外科です。

※ICOI国際口腔インプラント専門医学会は世界的に有名な国際学会です。


矯正歯科治療は医療なのか美容なのか?


それは医者と患者の考え方で決まります。

美容だと思っている歯科医、医者も多数います。

そのため美容歯科、美容整形で矯正治療を行っています。


患者さんも、美容だと思っている人も多数います。


だから多くの方が美容歯科や美容整形で矯正治療します。


どちらにしても保険が適応されませんが、費用に対する内訳が違ってきます。


美容は委任契約ですから治療結果が契約内容と一致しない場合、検査料からすべて返金されます。
契約通りの内容と一致させる義務が医者、歯医者側にあります。


しかし、医療は違います。

半委任契約です。


例えばガン治療。

治療結果に関係なく治療費用がかかります。


治療結果が不良で死んだとしても、治療費用はかかります。


また医科では治療費全体の40%が検査、診断料となります。

医療は治療のステップがそれぞれ料金がかかり請求となります。


治療費用の相場はどうか?

保険治療は保険で定めているので日本中どこでも一定の料金がかかりますが、自費である矯正治療にはありません。


そこで良く使われる言葉に「相場」があります。

たしかに東京には東京の相場がありますが、相場には根拠がありません。

もし歯医者同士で話し合って相場を決めた場合、その事をカルテルと言い、犯罪となります。

日本人は横並びが好きでどうしても相場を作りたがりますが、外国ではカルテルには厳しく、日本の会社が罰せられています。

ですから法の下では日本においても同じで相場はありません。

医科においても歯科においても、治療費は安くあってほしいし、安心したいので相場があってほしいと思ってしまいます。


治療費について漫画家の手塚治虫は「ブラックジャック」という漫画で人に問いかけています。


ブラックジャック.jpg

死にたくない患者が神の手を持つブラックジャックに10億や20億で手術をお願いします。

日本の保険で手術をしたら100万円もしない手術がです。


先日のニュースで群馬大医学部付属病院の40代医師が肝臓の腹腔鏡手術を行い、術後4ヶ月以内に8人死亡、手術前の倫理審査も受けていなかったとの事。

その先生の手術料が安いなら手術を受けたいですか?ネットを読むと相場より料金が安い先生の事を良心的な医師と書いてあります。


銀座眼科のレーシック事件を思い出して下さい。


東京の相場より安いレーシック料金で、事件までは良心的な医師としてネットでは絶賛されていました。


しかし、料金を安くするために手術器具の消毒をせず、何人も失明させています。

治療費用を考える時大切なのは治療費の相場もあるでしょう。


しかし、それ以上に医者の経験や技術を考えなければなりません。

銀座矯正歯科の料金はホームページに載っています。


Dr.深沢の経歴や症例数、技術もホームページに載っています。

患者様の約30%が医療関係者です。

治療結果に高い評価を頂いています。治療費用が良心的かそうでないかは患者様が評価することです。

銀座矯正歯科では矯正以外にもPDT治療も行っています。

PDT治療とは

PDT(photo dynamic therapy)は光線力学療法と呼ばれる抗生剤を使わない殺菌システムです。

医科でもガン治療やニキビ治療に積極的に取り入れられています。

特徴として


・抗生物質を一切使用しない

・副作用が起こりにくい

・ほとんど痛みを伴わない


などがあります。


1~3回の処置で改善し、ほとんど痛みもないので患者様から喜ばれています!


特に矯正治療でワイヤー装着中はブラッシングが行き届きにくくなり歯肉炎等の症状が出ることがあります。定期的なPDT治療で衛生的な口腔内を保ちましょう。


銀座矯正歯科ではアクラリーテとよばれるものを使用しています。

アクラリーテとは電解促進剤を一切加えず、水道水を電気分解して生成される歯科医療に適した安心・安全な治療水を作る機械です。


大腸菌やノロウイルス、鳥インフルエンザに高い効果を示した中性電解水です。

歯を削るときに出るお水や、うがいするときに出てくるお水、治療器具の洗浄、医師・スタッフの手洗いとして使用するお水も電気分解された無菌状態を保っているお水です。

なので安心して治療を受けていただけます。


銀座矯正歯科では全ての器具を滅菌しています。

滅菌とはすべての微生物を

化学的、

物理的手段

で殺滅するか完全に除去し、無菌状態とすることです。

よく耳にする消毒とは、人畜に無害な微生物または目的とする微生物だけを化学的・物理的手段で殺滅することです。

また洗浄とは、流水と洗剤を用いて、目に見える汚れを洗い落とすことと定義付をしています。

高温に耐えられる金属製器具はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)を使用し、高圧の蒸気をかけることにより滅菌しています。

また、高圧蒸気に耐えられないゴム製品・シリコン製品・ガラス製品の滅菌においてはホルホープデンタル(ガス滅菌器)を使用することにより現時点で存在するあらゆるウイルス(HIV、HBV)を滅菌しています。

治療の際に使用する器具全て清潔なものを使用していますのでご安心ください。


すっかり寒くなってきましたが、みなさん風邪などひかれていないですか。

急に寒くなったので身体がついていきません。

今日は受付でご質問の多い手術前の注意事項についてお話し致します。


銀座矯正歯科はアンカーインプラントやコルチコトミーの手術も行っております。

みなさん最初は恐いかと思います。

手術の前に何が必要か?ご質問頂く事もございますので、手術前に確認させて頂く事を簡単にご紹介させて頂きます。

●手術日より1年以内の血液検査の結果を1週間前までにご提出お願いしています。

    →事前にこちらで身体の状態を把握させて頂く為に行っております。


   ******************************************************************************


      ※血液検査の必要な項目
    
   
    ■血液学検査
     
     (赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット、血小板)

  
    ■生化学検査
 
     (総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール
   
      GOT、GPT、r-GTP、空腹時血糖、尿酸)

    


    以上の項目を検査して頂いております。
    内科以外でも以上の項目が確認できれば

    会社の健康診断の結果や献血の結果でも大丈夫ですよ。

    受け取り後内容を確認するお時間も必要になりますので、
 
    手術のお約束の直前にならないよう、1週間前にご提出を

    お願いしております。

   ******************************************************************************


●前日に体調の確認のお電話をしています。

    →体調や日程の最終チェックを行っております。

    体調を整えてお越し下さい。

    睡眠不足、お酒の飲み過ぎなど気をつけて下さいね。

    手術当日は湯船に浸かったり、激しい運動は控えて下さい。
   
    手術は痛くないのか?腫れないのか?
    →麻酔も効かせますし麻酔ききずらいなど心配な方はご相談下さい。
     銀座矯正歯科ではIVも行っております。
     
    
    →手術後の腫れや痛みは手術の内容にもよりますが個人差もございます。
      手術後お薬をお出ししておりますのでご安心下さい。
      お薬は指示通りにお飲み下さい。
      お薬のアレルギーがある方は事前に教えて下さいね。  

     
     こういった手術当日の注意事項は当日スタッフが説明しております。

     


     

他にも何かご不明な点や不安なことがございましたらいつでもお問い合わせ下さい

これから冬に向けて寒さが厳しくなりますが、残り1ヶ月半元気に過ごしましょう。

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院長 深澤 真一

銀座矯正歯科
院長 深澤 真一
http://www.ginzakyousei.com/

当院では、舌側矯正3,000症例以上の高い実績をはじめ、スピード・デジタル・矯正やインプラント、審美、歯周治療など包括的な歯科治療を行なっています。都内/関東圏はもちろん、全国から多くの患者さまが当院の矯正治療を受けにいらっしゃいます。

患者さまは20代から60代と幅広く、お子さまの矯正ももちろんお受けしています。銀座矯正歯科は、望まれる患者さますべてに、世界トップレベルの矯正治療をお届けしています。