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2016年11月 9日

広告が誇大かそうでないかは根拠(エビデンス)があるかどうかによります。

偉い先生や教授、役人、学会が決めることではありません。

 ↑こちらをクリックして下さい。コラムニュース「医療過誤」から身を守る7つの鉄則にとびます。

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医学・歯学が科学である限り、根拠(エビデンス)です。


先日、厚生労働省による日本医療機能評価機構の医療情報サービス事業「マインズ」に発表された診療ガイドラインはシステマティックレビューから導いた結論なので絶対です。

  ↑※マインズの診療ガイドラインは↑のマインズに発表された診療ガイドラインをクリックして頂ければご覧になれます。

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2016年10月6日の読売新聞の見出しにもなっています。

 ↑記事をご覧になるには2016年10月6日の読売新聞の見出しをクリックして下さい。


診療ガイドラインと異なる診療を行う場合は、相応の医学的理由が必要となります。

「上顎前歯が突出した小児(7~11歳)に対して早期治療を行うべきではない」上記のガイドラインは絶対です。



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 ↑

 多くの偉い先生や矯正学会が異論を唱えてますが、それは科学や医学の根幹に対する挑戦であり、厚生労働省に対する挑戦でもあります。歯科雑誌『アポロニア』でも弁護士の先生がこの件について紹介しております。



小児(7~11歳)の上顎前歯突出の早期治療の必要性をホームページに書いてあれば紛れもない誇大広告です。



次に矯正治療による呼吸の改善はどうでしょう。

多くのホームページに書かれています。

矯正学会の偉い先生のホームページにもしっかり書いてあります。

本当に、矯正治療をすると呼吸が改善するのでしょうか?


これも誇大広告で、根拠がありません。

気道が大きくなるから呼吸が改善するに、何の根拠もありません。


上顎歯列弓を拡大すると呼吸が改善するも同じでなんの根拠もありません。


また口唇がとじやすくなったことを口呼吸の改善と言っている先生もいますが、

どんなに口唇がとじやすくなったとしても、呼吸の改善は起こりません。


歯列の不正咬合と呼吸は関係ありません。
もし関係するというならエビデンスを示さないとなりません。


関連記事『医師でもウソ発信』こちらをクリックして下さい。



このようなデマをもし一般開業医ではなく大学関係者が流しているとなると、医学的な大問題です。


医科の呼吸の専門医は怒っています。

その次に矯正治療による歯周病予防は、虫歯予防は、根拠があるのでしょうか?

歯科関係なので当然根拠があるのでは!と考えるでしょうが、これも根拠がありません。


むしろエビデンスレベルの高いリスクの論文があります。

成人の歯科矯正治療による歯周組織へのリスクが世界のトピックです。



コルチコトミー、ピエゾシジョンによる短期矯正治療はどうか?

様々なクチコミサイトに業者によるニセQ&Aが載っています。

すべてがコルチコトミーに対するウソです。


コルチコトミー、ピエゾシジョンによる短期矯正治療には高い根拠(エビデンス)があります。

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    ※上記論文はコルチコトミーに関するシステマティックレビューの論文です。

    エビデンスレベルはⅠです。



それなのに根拠(エビデンス)がないかのような書き込みが多数載っています。

とんでもない事です。

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『矯正歯科治療のためのコルチコトミー』の著者をご存知でしょうか。

矯正学で世界を代表する教授陣が名を連ねております。


 Case Western Reserve 大学教授

 Boston 大学教授

 Harvard 大学教授

 Aarhus 大学教授


これらの教授陣が矯正治療時のコルチコトミーを強く支持しております。



システマティックレビュー、メタアナライシスよりコルチコトミー、ピエゾシジョンには高い根拠(エビデンス)があります。


一般的に「エビデンス」とは、「科学的根拠」のことを指し、このエビデンスに基づく医療のことを「EBM(Evidence-Based Medicine)」といいます。


Ⅰ  システマティックレビュー/RCTのメタアナリシスによる

Ⅱ  1つ以上のランダム化比較試験による

Ⅲ  非ランダム化比較試験による

Ⅳa 分析疫学的研究(コホート研究)による

Ⅳ b 分析疫学的研究(症例対照研究・横断研究)による

Ⅴ  記述研究(症例報告やケース・シリーズ)による

Ⅵ  患者データに基づかない、専門医院や専門家の意見による


 ※エビデンスのレベル分類(Ⅰが一番高い)

 偉い先生のコメントというのはエビデンスレベルがⅥでしかなく、エビデンスレベルは最も低いのです。コルチコトミーに関しては論文よりエビデンスレベルがⅠとⅡです。

矯正治療期間は短縮できます。


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日本の矯正歯科学会も当然コルチコトミーとピエゾシジョンの効果を認めています。


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最後に、日本の矯正学会が独自で行っている認定医・専門医・指導医という肩書きについてです。



この肩書きを持っている歯科医が矯正治療が上手だとホームページに書いてある先生がたくさんいます。



またクチコミサイトに業者に書き込みをさせている先生がたくさんいます。



果たしてこれにエビデンスはあるのでしょうか。
エビデンスは全くありません。

厚生労働省も認めておりません。
アメリカの学会とは違い、日本の矯正学会が勝手に肩書きを標榜しており、その認定は客観的な第三者機関による審査によるものではありません。


医者として、科学者としてそのような事を書いている人は残念な方々ですね。



歯科医師のうち日本の矯正学会に参加している歯科医はたったの約5.7%しかいません。
約94%の歯科医は日本の矯正学会に参加しておりません。
また私の知っている先生方は相手にしていないと言っております。



上記のデータから分かる事は、日本の矯正治療は日本の矯正学会会員が担っているのではなく会員以外の先生方が行っているということが分かると思います。



そのわずかな会員の中での認定医・専門医・指導医に矯正治療の技術的なエビデンスがあるというなら、医者をやめた方がいいと思います。


まさに誇大広告も甚だしい。


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上の写真は歯科矯正の教育用DVDのチラシです。販売しているのは虫歯の先生です。
毎月80人新患を治療しているそうです。
はっきり言って私の診療所では月80人も新患はいません。

彼は矯正専門医でも矯正学会の認定医でもありません。
このように多くの虫歯の先生方が日本の矯正学会とは関係なく矯正の治療をしております。


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院長 深澤 真一

銀座矯正歯科
院長 深澤 真一
http://www.ginzakyousei.com/

当院では、舌側矯正3,000症例以上の高い実績をはじめ、スピード・デジタル・矯正やインプラント、審美、歯周治療など包括的な歯科治療を行なっています。都内/関東圏はもちろん、全国から多くの患者さまが当院の矯正治療を受けにいらっしゃいます。

患者さまは20代から60代と幅広く、お子さまの矯正ももちろんお受けしています。銀座矯正歯科は、望まれる患者さますべてに、世界トップレベルの矯正治療をお届けしています。