矯正歯科の“王道”を守りながら、
患者様の未来の笑顔をデザインする。
銀座矯正歯科の技術と
誇りを受け継ぐ。
私の矯正歯科医としての原点は、前院長である深澤先生との出会いにあります。私が入職した2012年当時から、銀座矯正歯科は間違いなく矯正歯科の最先端にあり、考えつくされたシンプルなシステムで行われる裏側矯正に大きな衝撃を受けました。 そもそも歯科矯正学の発祥にまで遡ると、近代矯正学の父と言われるアメリカのエドワード・アングルが有名ですが、裏側矯正(舌側矯正)に関して言えば、その発祥は日本にあります。1970年代に藤田欣也先生によって世界で初めて裏側専用の装置が開発されたのですが、深澤先生はその直弟子にあたり、まさに裏側矯正の本流を切り拓いてこられました。私から見た深澤先生は、矯正医としてまさに“王道”。アカデミックな信頼性はもちろん、常に学び続ける貪欲な姿勢は、私が目指すべき矯正医としての指針となりました。 2021年に私が院長となってからは、その矯正医としての王道を守り抜くとともに、患者様により一層寄り添い、進化し続けられる新しい銀座矯正歯科を目指しています。

顔貌を科学した歯科治療。
Face Driven Dentistryの真価。
私が切り拓く歯科矯正の道、その象徴となるのが、「Face Driven Dentistry(以下、FDD)」という考え方です。
当院には、口元の突出、ガミースマイル、骨格のズレといった審美的要求を持つ女性が多く来院されます。矯正治療というとどうしても「歯並びを整える」というイメージが先行しがちですが、笑顔の魅力を左右するのは、歯列だけではありません。口元のバランス、横顔のライン、そして、話すとき・笑うとき・ふとした瞬間の表情——“顔全体”から見たときの調和こそが、その人の印象を決めると私は考えています。
そんな、「動的な魅力」を「静的な美」と同時に追求するために、銀座矯正歯科では「RAYFace」という最新の顔貌スキャナーを導入しています。0.5秒で高精細な顔貌データを取得できるこの技術を活用すれば、歯列や骨格、あごの動きまでアバター化してシミュレーションできます。FDDとは、そんな顔貌を基準として歯の移動計画を立てる最先端の治療哲学です。

銀座から始まる、あなたらしい笑顔のデザイン。
RAYFaceをはじめとするデジタル技術を用いた最先端治療は、革新的であり、患者様に確実に利益をもたらすものです。しかし私が様々な講義で必ず伝えているのが、「デジタル技術は良い矯正医をより良くするが、そうではない矯正医を良くすることはできない。」ということです。理想を追求するためには、矯正医としての確かな技術と経験が不可欠であり、優秀な歯科矯正医の成長に寄与することも、私の責任であると考えています。
銀座という特別な地で積み重ねてきた当院の歴史を引き継ぐことは、私にとっての誇りであり、未来へ向けた使命です。しかしその一方で、私が抱く願いはシンプルに「患者様が心から笑えるようになってほしい」ということです。目の前の患者様に向き合い、お悩みに応えていく過程は、私にとってこの上ない癒しの時間になっています。
矯正治療は単に「歯並びを整える」治療から、「笑顔をデザインする」時代へ。
これまでも、これからも、一人ひとりに寄り添い、患者様の未来の笑顔を一緒に描いていきます。
