3Dデジタル診断

3D Digital Diagnostics

精密な矯正治療を実現するデジタルシステム

3Dデジタル診断は、従来の2次元レントゲン写真に加えて、
3次元CTスキャンや口腔内スキャンを用いて、
患者様の顎顔面を立体的に診断する技術です。
銀座矯正歯科では韓国Ray社が開発した
革新的な顔貌スキャン技術であるRAYFaceを併用することで、
単なる仮想患者Virtual Patientではなく、
患者様それぞれの笑顔という個性を持った
アバターDental Avatarを作製しています。
すべての情報をインテグレーションした皆様のアバターは、
歯並びや顎の骨の状態を詳細に把握することができ、
スマイル時の上顎前歯の見え方までシミュレーションすることで
より正確な診断と治療計画の立案に役立てることができます。

治療前後の顔のシミュレーションをどう考えるか

顔貌スキャン技術の進化によって、治療前後の顔のシミュレーションをより詳細に行うことが可能になりました。しかし、詳細なシミュレーションがイコール正確なシミュレーションということには繋がりません。シミュレーションを作るだけであれば、テンプレートを調整する作業のように誰でも簡単に行うことができます。

治療結果のシミュレーションを行う上で重要なことは「患者様の主訴と顎顔面情報を読み解き、再現可能な範囲のシミュレーションを作製すること」と、「シミュレーションを実際に患者様に表現する矯正治療の技術」の二つです。また、シミュレーションはあくまでも予想であり、人間の体はそんなに単純な結果が導かれるものではありません。シミュレーションは道程であり、治療を通して対話の中で患者様が目指すゴールに一緒にたどり着くことが銀座矯正歯科の矯正治療シミュレーションの本来の目的です。

スマイルのシミュレーションの意味

RAYFaceの革新的な技術の中には矯正治療のシミュレーション機能が含まれますが、矯正診断専用の機能は実装されていません。Ray社のKOLである院長は、従来の2次元資料による矯正診断と3次元情報による仮想患者の診断に顔貌スキャン情報によるスマイルシミュレーションを含んだ5Dコンセプトによる矯正診断を定義し、「RAYFaceを用いた矯正歯科診断」について歯科医師の先生方に教育講演を行っています。RAYFaceによるスマイルシミュレーションは特にガミースマイルの診断と治療目標の設定において重要な役割を担います。矯正治療で到達するゴール、補綴や歯周組織の手術などその他の治療を併用することで達成できる別のゴールを提案し、複数の選択肢から笑顔の魅力を導きましょう。

3Dデジタル診断のメリット

Merit

3Dデジタル診断には、従来の2次元情報を基にした診査診断と比較して次のようなメリットがあります。

01
より詳細な診断が可能

3次元CTスキャンや口腔内スキャンを用いることで、歯並びや顎の骨の状態、顎関節の動きをより詳細に把握することができます。

02
治療計画の可視化

3Dデジタル診断では、治療計画を3次元で可視化することができます。治療結果に導かれた矯正装置のデザインと3Dプリンターによる院内製作によって治療開始までの期間を短縮することが可能となります。

03
治療ゴールへ精度向上

3Dデジタルで作製された矯正装置を用いることによって可能な限り、歯の余計な移動round tripを排除することで治療の精度を向上させることができます。

当院のこだわり

Commitment

  • 歯の移動を
    最短距離に
  • 安定した
    治療品質

3Dプランニングを活用で、最短距離の歯の移動を。

当院では、矯正治療の治療計画/装置設計を行う際、デジタル化を行うことで治療期間の短縮を可能にしています。まず、専用の口腔内スキャナー(iTero口腔内スキャニング/トロフィー口腔内スキャンシステムなど)を使ってお口の中の撮影を行います。その3Dスキャン画像を元にコンピューター画面上で、治療計画のシミュレーションを行います。

治療を行う前に治療終了後までの計画を綿密にシミュレーションすることで、歯の動きの無駄をなくし最短距離での移動ができるのです。また、患者様と一緒にデジタル化された治療シミュレーションを見ることで、従来の矯正治療でご質問が多かった「治療終了後の歯ならびの状態」「治療終了の時期」が正確に分かり、多くの患者様にご支持いただいております。

コンピューター制御の装置制作で治療品質の安定を。

一般的なワイヤーを使った矯正治療では、歯科医師が手作業でワイヤーを曲げるため、当然手先の技術レベルが矯正治療の完成度に影響します。また、マウスピース矯正装置に関しても手作業で装置を作る場合があるので同様のことがいえます。

当院の治療で特徴的なことは、事前に設計した治療計画シミュレーションのデータをもとに、3Dプリンタやロボットアームを使ってオートメーションでの矯正装置制作を行っている点です。装置制作工程を完全にロボット化させることで、人間が関わる部分の誤差をなくし安定した品質の治療をお届けできるようになっています。