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2024.12.27

歯列矯正で体重が減少するのは本当?矯正治療中でも楽しめる食事の工夫とは?

こんにちは。銀座矯正歯科です。

「矯正治療をすると痩せるって聞いたけど、それって本当?」「治療中にどんな変化があるの?」そんな興味をお持ちの方に、歯列矯正が食習慣や体に与える影響を分かりやすく解説します。痩せると言われる理由や実際に得られる健康効果、注意点について具体的にご紹介。矯正治療がもたらすポジティブな変化を知り、健康的に美しくなる一歩を踏み出しましょう!

 

  1. 1.こんなお悩みありませんか?

  • ・歯列矯正をすると本当に痩せるのか気になる
  • ・痩せる以外にも体に良い影響があるの?
  • ・矯正中の食事やケアについてもっと知りたい

歯列矯正は単に見た目を良くするための治療ではありません。治療中に体重が減少することもありますが、それだけではなく、歯並びや噛み合わせが整うことで体全体の健康にも良い影響があります。消化の改善や肩こりの軽減など、矯正治療による健康効果は多岐にわたります。

矯正中は、食事やケアに工夫が必要ですが、これらをしっかり守ることで、治療を快適に進めることができます。

 

2.なぜ歯列矯正で痩せると言われるの?

歯列矯正を始めると「痩せる」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、実際に歯列矯正と体重にどのような関係があるのでしょうか?矯正を受けたことで体重に変化を感じる方がいらっしゃるのは、いくつかの理由があるからです。今回は、歯列矯正が体重にどのように影響を与えるのかを解説します。

 

噛み合わせ改善がもたらす食習慣の変化
  • 噛む力が安定することで食事がしやすくなる
    歯並びや噛み合わせの不具合が改善されることで、食べ物をしっかり噛むことができるようになります。これにより、食事の際に必要以上に食べ物を取ることが少なくなり、自然に摂取カロリーが減ることがあります。しっかり噛むことで食べ物の消化も良くなり、体に負担がかかりにくくなるため、体重管理にも良い影響を与えるのです。
  • 食事のペースが遅くなることで満腹感が早く得られる
    初期の矯正治療の段階では、装置に慣れていないため、食べ物を噛むのに時間がかかることがあります。このため、食事のペースが自然と遅くなります。遅く食べることで満腹中枢が刺激されやすくなり、早めに「満腹感」を感じるようになります。この結果、食べ過ぎを防ぎ、自然に摂取カロリーが減少することになります。

 

間食を減らす生活習慣の影響
  • 矯正装置のケアが面倒になり間食を避けるようになる
    矯正治療中、特に装置をつけた直後や食後には歯をよく磨いたり装置の掃除をする必要があります。この手間を避けるために、無駄な間食を控えるようになり、結果的にカロリー摂取量が減ります。日々のケアの手間が間食の減少を促すことになります。
  • 矯正治療の初期には食べ物が十分に噛めないことがある
    矯正治療を始めたばかりの頃は、装置に慣れていないため食べ物を十分に噛めないことがあります。このため、食事量が自然と少なくなり、結果として体重が減少することがあります。また、食べにくさを感じることが、過食を抑制する一因になります。

 

満腹中枢が刺激される理由
  • 食事のペースが遅くなることが満腹中枢を活性化させる
    矯正治療を受けると、歯に装置を取り付けるため、食べ物を噛む回数が増えます。この「噛む」という動作が満腹中枢をしっかり刺激し、満腹感を感じるまでの時間が短縮されるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。満腹感を早く感じることが、食べ過ぎを防ぐ大きな要因になります。
  • 食事の量が自然に減少すること
    矯正治療を受けることで、噛むことがスムーズに行えない時期があります。このため、食べる量が減少することがあり、結果的に摂取カロリーを自然と減らすことができます。また、食べる量が減ることで、体重が自然に減少し、健康的な体型を維持できることがあります。

 

食生活に関する意識の向上
  • 食べ過ぎない意識が高まる
    矯正治療をしていると、食事の際に歯に装置が当たることで、意識的に食べ過ぎを避けようとする傾向があります。これが過剰なカロリー摂取を防ぎ、体重管理に良い影響を与えることがあるのです。矯正を受けていることで「食べ過ぎないようにしよう」と意識が高まり、無駄な食べ物を避けることができます。

 

歯列矯正が痩せる理由は、主に食事のペースが遅くなることや間食を避けるようになることで、摂取カロリーが自然と減少するからです。また、食べ物を噛むことで満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。ただし、歯列矯正の主な目的は健康的な歯並びを作り、噛み合わせを改善することです。矯正治療中の体重管理に関しては、治療そのものがダイエット目的ではないことを理解し、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。

 

3.矯正中の食事量が減るメカニズム

歯列矯正を行っていると、自然と食事の量が減ることがあるのはご存知でしょうか?それにはいくつかの理由があります。矯正治療中に食事量が減る原因とそのメカニズムについて説明しますね。

 

矯正器具による違和感と食事量の変化
  • 食事時に装置が当たる感覚が不快に感じることがある
    矯正装置をつけたばかりの時期や治療中に、歯に装置が当たることで違和感を感じることがあります。この不快感から、食べ物を口に運ぶ回数が減ることがあり、結果として食事量が自然と減少します。最初は少し食べるのが億劫になってしまうこともありますが、時間と共に慣れていきます。
  • 噛むことに対する抵抗感が食事量に影響
    矯正器具を使っていると、固い食べ物を噛むのが難しく感じることがあります。そのため、食事を取る量が少なくなり、食べるスピードも遅くなることがあります。このような食事の習慣が続くと、少ない量でも満足できるようになり、摂取カロリーが減少することがあります。

 

噛む回数が増えることで起こる満腹感
  • 噛むことで満腹中枢が刺激される
    歯列矯正を行っていると、食べ物を噛む回数が増える傾向があります。噛む回数が増えることで、満腹中枢が刺激され、少ない食事量でも満足感を感じやすくなります。これにより、食べ過ぎを防ぎ、自然に摂取カロリーが減ることがあります。
  • 食べる時間が長くなり、満腹感を早く感じる
    矯正器具をつけていると、最初は食事をゆっくりと取ることになります。そのため、満腹感を得るまでの時間が早くなり、過剰に食べることが減少します。結果として、必要以上に食べ過ぎることを防げます。

 

柔らかい食品を選ぶ傾向と栄養バランスの工夫
  • 食べやすい柔らかい食品を選ぶようになる
    矯正治療中は、硬いものを噛むのが難しく感じることが多いので、柔らかい食品を選ぶことが増えます。たとえば、スープやお粥、ヨーグルトなどが好まれるようになることがあります。このような食事は噛む回数が少なく、摂取カロリーが減る傾向がありますが、栄養バランスを考えた食事選びが大切です。
  • 栄養バランスを意識した食事選びが重要
    矯正中は、柔らかい食品ばかりに頼ることなく、栄養をしっかりと摂取することが重要です。ビタミンやミネラルが豊富な食品、たとえば野菜や果物、豆類などを摂取することで、健康的な体重管理ができます。また、食事の量が減少しても、栄養価の高い食品を選ぶことで、健康的に体重を維持することが可能です。

 

歯列矯正中に食事量が自然と減るのは、矯正装置による違和感や食事のペースが遅くなること、噛む回数が増えることが原因です。また、柔らかい食品を選ぶ傾向があるため、カロリー摂取量が減少することもあります。ただし、矯正治療中でも栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

 

4.歯列矯正がもたらす「痩せる」以外のメリット

歯列矯正をすると、見た目が良くなるだけでなく、体全体にもさまざまなメリットがあります。矯正治療が引き起こす良い影響について、歯並びを整えることがどれほど健康に寄与するかをご紹介しますね。

 

正しい歯並びが全身に与える良い影響
  • 噛み合わせが改善され、体全体のバランスが取れる
    歯並びが整うことで、噛み合わせが改善されます。これにより、顎や首、肩への負担が軽減され、体全体のバランスが整います。特に肩こりや頭痛、顎関節症に悩んでいる方には、矯正治療が大きな助けとなることがあります。
  • 噛みやすさが向上し、消化がスムーズに
    食べ物をしっかり噛むことができるようになると、食べ物の細かさが均等になり、消化器官への負担が減ります。よく噛むことで唾液が出やすくなり、食べ物の消化を助け、胃腸の負担が軽減します。

 

消化機能や栄養吸収力の向上
  • 食べ物をしっかり噛むことで栄養が効率よく吸収される
    歯並びが良くなると、しっかり噛めるようになり、食べ物を細かくすることができます。このプロセスが消化を助け、栄養素が効率よく吸収されるようになります。食べ物が小さくなることで、胃腸の負担も軽減され、栄養の吸収がスムーズになります。
  • 消化不良や便秘を改善する効果も期待できる
    よく噛むことは消化を助けるだけでなく、腸内環境にも良い影響を与えます。便秘や消化不良に悩む方には、矯正治療を通じてこれらの問題が改善されることがあります。しっかり噛むことで腸内環境が整い、便通が改善されることもあります。

 

美しいフェイスラインと口元の印象アップ
  • 顔全体の印象が良くなり、自信がつく
    歯列矯正は、口元だけでなく顔全体の印象を変えることができます。歯並びが整うと、笑顔が美しく見え、口元のたるみが改善されることがあります。その結果、顔全体が引き締まり、印象が明るく、若々しくなります。
  • フェイスラインがスッキリする
    歯並びが整うと、顔の筋肉が自然と正しい位置に引き寄せられ、フェイスラインがすっきりと見えます。特に、顎のラインや頬のたるみが気になる方には、矯正治療を通じてフェイスラインが改善され、よりシャープで引き締まった印象を与えることができます。

 

歯列矯正は、ただ見た目を良くするだけではありません。正しい歯並びは、噛み合わせの改善を通じて全身の健康にも良い影響を与え、消化機能を助け、栄養吸収がスムーズに進むようになります。また、美しいフェイスラインと口元の印象アップが自信を高め、日常生活にも良い影響を与えることができます。矯正治療を受けることで、見た目の変化に加え、健康面でもさまざまなメリットを実感できるのです。

 

5.矯正中に気をつけたい「痩せすぎ」のリスク

歯列矯正をしていると、思わぬ形で体重が減ってしまうことがあります。歯列矯正中も健康的な体重を維持するにはどうしたらいいのでしょうか。

 

顔痩せが気になる方へのアドバイス

矯正中は、歯に力がかかりやすくなるため、噛み合わせが変わることで食事の習慣にも影響が出やすいです。特に、矯正器具による違和感から、食べ物をあまり噛まずに食事を済ませてしまうこともあります。その結果、必要なカロリーを摂取できず、顔が痩せてしまうことがあります。

  • 適切な食事を心がける
    しっかりと噛むことが難しくても、栄養をしっかり摂るように意識しましょう。柔らかい食品やスムージーなどで栄養を補う方法もあります。
  • 食事の回数を増やす
    1回の食事で十分なカロリーを摂るのが難しい場合、1日を通して少しずつ食事を摂ることが有効です。おやつを健康的なものにするのも良い方法です。

 

表情筋を鍛える簡単なエクササイズ

顔の筋肉が弱くなることで、顔全体が痩せた印象を与えることがあります。矯正治療中でも表情筋を鍛えることで、顔の引き締め効果やフェイスラインを保つことができます。

  • 笑顔を作る
    笑顔を作ることで、顔の筋肉を使います。鏡の前で「ニコッ」と笑顔を作ることで、口元や頬の筋肉を鍛えることができます。
  • 口を大きく開けてあいうえお体操
    口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と大きく発音してみてください。これを数回繰り返すことで、口周りの筋肉を刺激し、顔全体が引き締まる効果があります。

 

健康的な体重を維持するためのポイント

歯列矯正中に体重が減りすぎないよう、健康的な体重を維持するためのポイントをご紹介します。

  • 栄養バランスの取れた食事を心がける
    たんぱく質や野菜、良質な脂質を含む食事を摂ることが大切です。柔らかい食材を使って、食べやすく工夫しましょう。
  • ストレスを減らす
    矯正治療中は、器具による違和感や治療の不安でストレスを感じることもあります。ストレスが溜まると、食欲が減退したり過剰に食べ過ぎたりすることがあります。リラックスする時間を取ったり、趣味に没頭したりすることが役立ちます。
  • 運動を取り入れる
    矯正治療中でも軽い運動を取り入れることで、健康的な体重維持が可能です。ウォーキングや軽いヨガなど、無理なく続けられる運動をすることで、代謝を上げることができます。

 

食生活や顔の筋肉の使い方に気をつけることで、健康的な体重維持が可能です。適切な食事、表情筋のエクササイズ、そしてストレス管理を行い、矯正治療を楽しみながら、健康的な生活を送ることができます。

 

6.矯正治療中でも楽しめる食事の工夫

歯列矯正中は、器具や矯正装置による違和感や痛みで食事に工夫が必要になります。でも、矯正治療を受けていても、楽しく美味しく食事を楽しむことは十分可能です。ここでは、矯正中に気をつけるべき食事の工夫と、おすすめの食材や調理方法をご紹介します。

 

柔らかくて栄養価の高い食品リスト

矯正中は、固い食べ物を避ける必要があるため、柔らかくて噛みやすい食材を選ぶことが大切です。また、歯の健康を保つために栄養価の高い食品を積極的に摂取しましょう。以下は矯正中におすすめの食材です。

  • スープやシチュー
    野菜や肉を柔らかく煮込んだスープやシチューは、噛まなくても飲みやすく栄養も豊富です。
  • ヨーグルトやカスタード
    ヨーグルトやカスタードなどのデザートは、柔らかく食べやすいので矯正中でも楽しめます。
  • スクランブルエッグやオムレツ
    卵は柔らかくて栄養も豊富。スクランブルエッグやオムレツなら食べやすく、タンパク質も補えます。
  • 豆腐や納豆
    柔らかい豆腐や納豆は、カルシウムやタンパク質を摂るのにぴったり。歯に負担をかけずに栄養が取れます。
  • おかゆやリゾット
    お米を柔らかく煮たおかゆやリゾットもおすすめです。具材を工夫して栄養をプラスできます。

 

痛みがある時期の食事選び

矯正装置を新しく付けた直後や、調整後は歯に痛みや違和感を感じることがあります。このような時期は、さらに食べやすく工夫することが大切です。痛みがあるときの食事は、以下の点を意識して選びましょう。

  • スムージーやミキサー料理
    スムージーは果物や野菜を摂取するのに便利です。ミキサーで作る料理も柔らかくて噛まずに食べやすいため、痛みがある時期にはぴったりです。
  • 温かいスープやおかゆ
    温かいスープやおかゆは、痛みがあるときに優しく胃に入り、体にも負担が少ないです。あたたかい食事は、リラックスしながら食べられるためおすすめです。

 

矯正中でも食べやすい調理法

矯正中の食事は、調理方法を工夫することで、食べやすさと栄養のバランスを両立させることができます。以下の調理法を参考にして、矯正期間中でも美味しく食べられる食事を楽しみましょう。

  • 蒸す・煮る・煮込む
    食材を蒸したり煮たりすることで、食べ物が柔らかくなり、噛む負担が軽くなります。特に、根菜類やお肉、魚などは煮ることで柔らかくなり、より食べやすくなります。
  • ミキサーでスムージーやピューレ
    食材をミキサーにかけて、スムージーやピューレにすることで、噛む必要がなく、栄養を摂取できます。フルーツや野菜を使って、さまざまな味のスムージーを楽しむことができます。
  • 食材を小さく切る・潰す
    食材を小さく切ることで、噛みやすくなります。また、柔らかくなった食材を潰してペースト状にすることで、飲み込むだけで食べられるようになります。

 

矯正治療中でも食事は楽しむことができます。噛みやすい食材や調理方法を選ぶことで、矯正中でも美味しく栄養を摂りながら、治療を支えることができます。痛みがある時期や、違和感を感じる時期には、食べやすい工夫をすることで、無理なく健康的な食生活を送ることができるでしょう。

 

7.痩せる効果は矯正終了後も続くの?

歯列矯正を始めると、体重が減少することがあります。これは食事の仕方や噛み合わせの改善が影響しているためですが、矯正終了後もその効果が続くのか気になるところですよね。実際に矯正が終了した後も、その効果は長期的に続くことがあります。その理由とともに、矯正後も健康的な体重維持をサポートするための習慣や食生活についてご紹介します。

 

噛み合わせ改善の長期的な健康効果

矯正治療を行うことで、噛み合わせが改善されます。この改善により、食べ物をしっかりと噛んで消化できるようになるため、食べ過ぎを防ぎやすくなります。また、噛み合わせが整うと、胃腸への負担も軽減され、消化機能が向上することがあります。矯正後に引き続き噛みやすい状態が保たれることで、食事の量を自然にコントロールでき、結果として健康的な体重を維持しやすくなるのです。

 

矯正後も健康を維持するための習慣づくり

矯正が終わった後も、健康を維持するための習慣は非常に重要です。矯正治療で得た「噛み合わせが良い状態」を保つためには、以下のような習慣を取り入れることが推奨されます。

  • 定期的な歯科検診
    矯正後も定期的な歯科検診を受けて、噛み合わせや歯の健康状態をチェックしましょう。歯並びや噛み合わせが崩れないようにするためには、定期的なケアが欠かせません。
  • 良い姿勢を保つ
    姿勢が良くなると、噛み合わせにも良い影響を与えることがあります。背筋を伸ばして、正しい姿勢を保つことが、歯や顎の健康維持に役立ちます。
  • ストレス管理
    ストレスが溜まると、無意識に食べ過ぎたり、歯を食いしばったりすることがあります。リラックス法やストレスを解消する方法を見つけることが、健康維持に役立ちます。

 

食生活の改善がもたらすポジティブな影響

矯正中に食生活が改善されると、矯正後もその良い習慣が引き継がれることがあります。例えば、柔らかい食品を選ぶことが多かった場合でも、栄養バランスの取れた食事を心がけることで体に良い影響を与えることができます。さらに、噛む力が改善されると、食事を楽しみながら無理なく食べ過ぎを防げるようになります。

  • 健康的な食事習慣
    矯正治療が終わった後でも、バランスの良い食事を意識することが大切です。野菜や果物、たんぱく質をしっかり摂ることで、体重管理だけでなく、全体的な健康をサポートできます。
  • 食べる速度を意識する
    噛みやすくなったことで、食事の時間をゆっくりと取れるようになります。急いで食べることを避け、食事の際はしっかり噛んで満腹感を感じやすくすることで、過食を防ぐことができます。
  • 間食を減らす
    噛み合わせが改善されたことにより、無駄な間食を減らすことができます。定期的に食事をとり、間食を避けることで、体重をコントロールしやすくなります。

 

歯列矯正を受けることで、食習慣や噛み合わせが改善され、自然と体重管理がしやすくなることがあります。矯正が終了した後も、良い習慣を続けることで健康的な体重維持が可能です。噛み合わせを整えることで、消化がよくなり、食べ過ぎを防ぐ効果が長期間続くことがあります。矯正後は、健康を意識した食事と定期的なケアを行い、長期的に体調を維持することが重要です。

 

8.歯列矯正が全身の健康に与える影響

歯列矯正は単なる見た目の改善にとどまらず、全身の健康にも大きな影響を与えることがあります。歯並びが整うことで、体の他の部分にも良い影響が現れることが多いのです。ここでは、歯列矯正がどのように全身の健康に寄与するのかご紹介します。

 

歯並びと肩こり・頭痛の関係

歯並びが悪いと、顎や首、肩にまで負担がかかることがあります。特に、噛み合わせが悪いと、顎関節に余計なストレスがかかり、その影響が首や肩の筋肉にまで広がりやすくなります。このような状態が続くと、肩こりや頭痛が引き起こされることがあります。

  • 噛み合わせの不調が引き起こす影響
    歯列矯正をすることで、噛み合わせを改善することができます。これにより、顎や首、肩にかかっていた余分な負担が軽減され、肩こりや頭痛の症状が和らぐことが期待されます。噛み合わせが整うことで、自然に姿勢も良くなり、体全体のバランスが取れるようになるためです。

 

姿勢や体のバランス改善につながる理由

歯列矯正は、単に歯並びを良くするだけではなく、全体的な体のバランスにも良い影響を与えます。噛み合わせが整うことで、無理なく正しい姿勢を保ちやすくなり、体のバランスが改善されます。

  • 正しい噛み合わせが姿勢に与える影響
    矯正をすることで、上下の歯がしっかりと噛み合い、顎の位置が正常に戻ります。これが姿勢の改善にもつながるのです。特に、顎が前に出ていたり、逆に引っ込んでいる場合、体全体のバランスが崩れ、猫背になりやすくなります。矯正治療で顎の位置が整うと、姿勢も自然と改善されるので、肩や腰への負担も減り、体全体の健康が向上します。

 

矯正が心身に与える心理的な効果

歯列矯正は見た目だけでなく、心理的な効果も大きいです。歯並びが整うことで、自信を持つことができ、ポジティブな気持ちが生まれます。特に、笑顔を見せることに抵抗がなくなり、社会的な場面でのストレスが軽減されることがあります。

  • 自信を持つことができる心の変化
    歯並びが改善されると、自分の見た目に対する不安が解消され、笑顔を自信を持って見せられるようになります。このような心理的な変化は、社会的な場面での対人関係を円滑にし、全体的なストレスを減少させます。さらに、歯のケアに積極的になることで、健康に対する意識も高まり、精神的な満足感や幸福感を得ることができるでしょう。

 

歯列矯正は、単なる美的な改善にとどまらず、肩こりや頭痛の軽減、姿勢や体のバランスの改善にもつながります。さらに、心の面でも自信を高め、心理的なストレスを減らす効果が期待できます。歯列矯正を通じて、全身の健康が向上し、生活の質が大きく改善されることがわかります。矯正治療は、健康的な体を作るための一歩として非常に有益な選択肢です。

 

9.矯正治療を始める前に知っておきたいこと

歯列矯正を始める前に知っておきたいポイントはたくさんあります。治療をスムーズに進めるためにも、しっかりと情報を得て、計画的に治療に臨むことが大切です。ここでは、矯正治療を始める前に知っておくべき基本的な情報をお伝えします。

 

治療期間中のライフスタイルへの影響

歯列矯正は見た目を改善するだけでなく、ライフスタイルにも少なからず影響を与える可能性があります。そのため、治療を始める前にどんな点が変わるのかを知っておくことが大切です。

  • 食事制限と食べ物選び
    矯正器具が装着されている期間中、硬いものや粘り気のある食べ物(例えば、キャラメルやガム)は避けた方が良いとされています。また、食べ物をよく噛むことが推奨されるので、柔らかい食材を取り入れると食事が楽になります。
  • 口腔ケアの手間が増える
    矯正中は、歯ブラシを使ったケアだけではなく、専用の器具やデンタルフロスを使って細かい部分まで清潔に保つ必要があります。毎日のケアをしっかりと行うことで、矯正後の健康な歯並びを維持できます。
  • 初期の痛みや違和感
    矯正治療を始めたばかりのころは、歯や口の中に違和感や軽い痛みを感じることがあります。しかし、数日以内に慣れてくるので、心配しすぎないようにしましょう。

 

費用や治療計画についての基本的な情報

歯列矯正は、治療の種類や期間、クリニックによって費用が異なります。そのため、事前に十分に情報を収集し、納得した上で治療を始めることが大切です。

  • 矯正治療の費用
    矯正治療にかかる費用は、治療の種類や通院頻度、治療期間などによって異なります。例えば、ワイヤー矯正とマウスピース矯正では費用が異なる場合があります。クリニックでは初回カウンセリングで費用の見積もりを提供していることが多いので、詳しく聞いておくと安心です。
  • 治療計画の立て方
    信頼できるクリニックでは、最初にしっかりとした診断と治療計画を立て、患者様一人ひとりに合った最適な治療方法を提案してくれます。治療期間や通院回数についても、計画的に説明を受けておくことで、スムーズに治療を進めることができます。

 

信頼できるクリニックの選び方

矯正治療を受けるクリニックは、慎重に選びたいものです。信頼できるクリニックを選ぶことで、治療の品質やサポート体制に安心感を持って治療を受けることができます。

  • 経験豊富な専門医を選ぶ
    歯列矯正は専門的な技術が必要な治療です。経験豊富な矯正歯科医師がいるクリニックを選ぶと、より安心して治療を受けられます。医師の経歴や治療の実績を確認しておくと良いでしょう。
  • カウンセリングと説明がしっかりしているクリニック
    患者様が不安を感じることなく治療を進めるためには、十分なカウンセリングと治療内容の説明が不可欠です。説明がわかりやすく、納得いくまで質問できる環境のクリニックを選ぶことが大切です。
  • 口コミや評判をチェック
    実際に治療を受けた患者様の口コミや評判をチェックすることで、クリニックの雰囲気や対応の良さを確認できます。ネット上のレビューを参考にするのも一つの方法です。

 

歯列矯正を始める前に、治療期間中のライフスタイルの変化や、治療費用、クリニックの選び方をしっかり理解しておくことが重要です。事前に準備をしておけば、安心して治療を受けることができます。信頼できるクリニックを選び、納得のいく治療計画を立てることで、歯列矯正の効果を最大限に引き出すことができます。

 

10.よくある質問

歯列矯正をすると「痩せる」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。実際、矯正治療がダイエットに影響を与えることがあるのは事実ですが、それがどのように関係しているのか、また誰にでもその効果が期待できるのか、気になるポイントですよね。ここでは、よくある質問をいくつかピックアップして説明します。

 

痩せる効果は誰にでも期待できるの?

歯列矯正が痩せる原因として、食事の量や習慣が変わることが挙げられますが、すべての方が同じように体重が減るわけではありません。

  • 個人差がある
    歯列矯正がもたらす体重の変化は、噛み合わせや食べ物の選び方、噛む回数に影響を与えることから、体重が減少する方もいれば、特に変化を感じない方もいます。矯正による痩せる効果はあくまで間接的な影響なので、確実に体重が減るわけではありません。
  • 食事の影響
    矯正中は、器具の違和感や痛みから、食事があまり進まないことがあります。そのため、食事量が減り、自然と摂取カロリーが少なくなることが一因として考えられます。しかし、この効果が長期的に続くわけではありません。
  • 食事の質が変わる可能性
    矯正中は硬い食べ物や粘り気のある食物を避けるため、より柔らかく栄養価の高い食べ物を摂ることが多くなります。これが体調に良い影響を与える場合もありますが、すぐに体重が大きく減るわけではありません。

 

矯正中の運動やダイエットの注意点は?

矯正治療を受けている間でも、健康的な運動やダイエットを取り入れることは可能ですが、注意が必要です。特に初期の頃や矯正器具を装着したばかりの時期には、少し気をつける必要があります。

  • 運動のタイミング
    矯正を始めたばかりの時期は、歯に圧力がかかって痛みを感じることがあります。運動をするときは、この痛みが悪化しないよう、軽めの運動から始めることが推奨されます。
  • ダイエットのバランス
    矯正治療中のダイエットでは、過度な食事制限は避けましょう。栄養バランスを考慮し、健康的に痩せることが大切です。過度なカロリー制限や偏った食事は、歯や体に悪影響を与える可能性があります。
  • 噛む力の重要性
    矯正治療中は、噛み合わせの調整や歯の動きがあるため、普段通りの食事が難しい場合があります。この時期に過度にダイエットを進めると、栄養が足りなくなり、体調不良を引き起こすこともあります。

 

矯正中におすすめの食品や生活習慣とは?

矯正治療中、食べ物や生活習慣に少し工夫をすることで、体調を整えながら矯正治療を進めることができます。以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 栄養価の高い食事
    矯正中は柔らかく、栄養価の高い食べ物を積極的に取り入れると良いでしょう。例えば、豆腐やお粥、スープなどが適しています。これらの食事は歯に負担をかけず、しっかりと栄養を摂取するのに役立ちます。
  • 飲み物の選び方
    甘い飲み物や炭酸飲料は歯に良くない影響を与えるため、水やお茶などを選ぶようにしましょう。歯の健康を守るためには、飲み物にも気をつけることが大切です。
  • 生活習慣の見直し
    健康的な生活を送りたい場合、運動や睡眠を十分にとることも大切です。食事だけでなく、適度な運動や質の良い睡眠を心がけましょう。これにより、体調が整い、矯正治療もスムーズに進みやすくなります。

 

歯列矯正で「痩せる」というのは、確かに一部の方には影響があることもありますが、全員が必ず痩せるわけではありません。食事の変化や生活習慣の改善が体に良い影響を与えることはありますが、矯正治療の目的はあくまで歯並びの改善と健康をサポートすることです。健康的な食生活や運動を取り入れながら、無理なく治療を進めることが大切です。また、矯正治療中でも自分の体調を大切にし、必要に応じて専門家と相談しながら進めていくことが最も重要です。

 

 

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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
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*監修者

医療法人社団 真美会 銀座矯正歯科

院長 中嶋 亮

*経歴

1998年 富山県立富山中部高等学校卒業。1998~2004年 日本大学松戸歯学部

2004~2008年 日本大学大学院(歯科矯正学専攻)。

2008~2012年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 助手(専任扱)。

2012~2020年 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 アシスタントドクター。

2013~2014年 ニューヨーク大学CDEP 矯正学修了。

2014~2018年 日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 兼任講師。

2014~2015年 カリフォルニア州立大学LA校CDEP 矯正学修了。

2019~2023年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 兼任講師。

2021年~ 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 院長。

2022年~ 一般社団法人日本デジタル矯正歯科学会 理事・学術担当。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 クリニカルアドバイザー。

2023年~ Digital Dentistry Society Ambassador (Japan)。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 同門会副会長。

2023年~ Ray Face  (Ray Dent, Korea) Key Opinion Leader。

*主な所属学会

日本矯正歯科学会(認定医)

International Congress of Oral Implantologists (ICOI) インプラント矯正認定医

Digital Dentistry Society 日本アンバサダー

先進歯科画像研究会(ADI)歯科用CT認定医

・厚生労働省認定 歯科臨床研修指導医

日本美容外科学会(JSAPS)関連会員

・Orthopaedia and Solutions マネージャー

BIODENT 寿谷法コルチコトミーベーシックコース インストラクター

BIODENT モディファイドコルチコトミーコース インストラクター

・(株)YDM 矯正器材アドバイザー

・ABO Journal Club 主宰

・Cutting Edge of Digital Orthodontics 主宰

*論文・学会発表

  • ・加速矯正とアライナー治療による治療期間のコントロール ザ・クインテッセンス2022年11月号
  • ・進化するデジタル歯科技術Extra モディファイドコルチコトミー法とSureSmileによる矯正治療 日本歯科評論 81(8)=946:2021.8
  • ・進化するデジタル歯科技術 : 3Dプリンターは臨床をどう変革するか(4)矯正治療における3Dプリンターの臨床応用 日本歯科評論 81(4)=942:2021.4
  • ・矯正用光重合型レジン系接着システムの接着性能 接着歯学2013年31巻4号P159-166
  • ・歯科矯正学における3D診断および治療計画(翻訳)クインテッセンス出版
  • ・基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門(翻訳統括)クインテッセンス出版
  • ・矯正歯科治療のためのコルチコトミー(翻訳)
  • ・Effects of compression force on fibroblast growth factor-2 and receptor activator of nuclear factor kappa B ligand production by periodontal ligament cells in vitro. J Periodontal Res. 2008 Apr;43(2):168-73.
  • ・Evaluation of the success rate of single- and dual-thread orthodontic miniscrews inserted in the palatal side of the maxillary tuberosity. J World Fed Orthod. 2022 Jun;11(3):69-74.
  • ・T-helper 17 cells mediate the osteo/odontoclastogenesis induced by excessive orthodontic forces. Oral Dis. 2012 May;18(4):375-88.
  • IL-8 and MCP-1 induced by excessive orthodontic force mediates odontoclastogenesis in periodontal tissues. Oral Dis. 2011 Jul;17(5):489-98.
  • ・Effects of HSP70 on the compression force-induced TNF-α and RANKL expression in human periodontal ligament cells. Inflamm Res. 2011 Feb;60(2):187-94.
  • ・Effects of relaxin on collagen type I released by stretched human periodontal ligament cells. Orthod Craniofac Res. 2009 Nov;12(4):282-8.
  • ・Levels of RANKL and OPG in gingival crevicular fluid during orthodontic tooth movement and effect of compression force on releases from periodontal ligament cells in vitro. Orthod Craniofac Res. 2006 May;9(2):63-70.

 

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