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2024.11.21

部分矯正で治せる範囲はどこまで?部分矯正のメリットとは?

こんにちは。銀座矯正歯科です。

「気になる前歯だけを矯正したい」「短期間で費用を抑えながら歯並びを改善したい」「部分矯正でどこまで対応できるの?」といったお悩みをお持ちではありませんか?

今回は、部分矯正が可能な範囲やその特徴について解説していきます。適切な矯正方法を知ることで、効率的に理想の歯並びを手に入れるお手伝いをします。ぜひ参考にして下さい。

 

1.こんなお悩みありませんか?

歯列矯正を考えている方々が抱える悩みは多岐にわたりますが、特に「部分矯正」に関しては多くの方が興味を持っています。部分矯正は特定の歯だけを矯正する方法で、時間と費用を抑えつつ、気になる歯の改善を目指すことができるため、非常に効果的な選択肢となることがあります。

 

気になる前歯だけを矯正したい

多くの方が気にするのは、前歯の歯並びです。前歯のズレや隙間が気になるけれど、全体的な矯正をする必要はないと感じている方にとって、部分矯正はぴったりの治療方法です。部分矯正では、前歯に特化した治療を行うことができるため、必要最小限の治療で見た目を改善することが可能です。

 

  • どんな悩みに対応できるのか
  • 前歯の軽いズレや歯の隙間、少し傾いている歯などに対して効果的です。気になる部分だけを治療することで、笑顔に自信を持つことができます。
  • どのような装置を使うのか
    部分矯正では、目立たない透明なマウスピースやワイヤーを使って、歯を少しずつ理想的な位置に移動させます。装置の種類も選べるため、見た目を気にせず治療を進めることができます。

 

矯正に時間や費用をかけたくない

矯正治療を受けることを決める際に、多くの方が気になるのは「治療にかかる時間」と「費用」です。特に、全体矯正となると治療が長期化し、費用も高額になることがあります。しかし、部分矯正ではその負担を大幅に軽減することができます。

  • 部分矯正のメリット
    部分矯正は、治療の対象を特定の歯に絞るため、治療時間が短く、費用も抑えることができます。全体矯正と比較して数ヶ月で治療が終了することが多く、通常よりもリーズナブルに済ませることができます。
  • 時間と費用の目安
    部分矯正は数ヶ月から半年程度で治療が終わることが多いですが、治療内容によってはもう少し長くかかることもあります。費用については、治療範囲が狭いため、全体矯正に比べてかなり抑えることができます。

 

部分矯正でどこまで改善できるのか知りたい

部分矯正を選択する際には、治療範囲が限られているため、どこまで歯並びが改善できるのかが気になる方も多いでしょう。部分矯正では、全体の歯並びを整えることは難しいですが、特定の歯に焦点を当てて、見た目を大きく改善することが可能です。

  • 改善できる症例
    部分矯正では、歯並びの軽微な乱れや隙間、前歯の軽度なズレなどを治療対象としています。大きな歯の移動が必要な症例や全体的な調整が求められる場合には、全体矯正が必要です。
  • 治療範囲の確認
    どこまで改善が可能かを知るためには、まず歯科医師に相談し、しっかりと診断してもらうことが大切です。治療計画を立てる際に、改善可能な範囲を確認し、治療のゴールを明確にすることで、安心して進めることができます。

 

部分矯正は、気になる歯を効率よく治療できる方法であり、費用や時間を抑えたい方にとって非常に魅力的な選択肢です。前歯の改善を希望する方、全体矯正に踏み切れない方にとって、部分矯正は理想的な解決策となり得ます。ただし、治療範囲に限界があるため、自分の希望に合った治療が可能かどうかを歯科医師と相談することが重要です。部分矯正で理想の笑顔を手に入れ、生活に自信を持てるよう、最適な治療方法を選びましょう。

 

2.部分矯正とは?

部分矯正は、歯列全体ではなく、特定の歯や歯列部分だけを治療する方法です。気になる部分だけを治療できるため、全体矯正よりも手軽に行えることが大きな魅力です。ここでは、部分矯正の基本的な内容や、治療にかかる期間、費用について説明します。また、部分矯正でどの範囲まで効果を期待できるのかについてもお伝えします。

 

部分矯正の基本と全顎矯正との違い

部分矯正は、歯並びの特定の部分を治療する方法です。例えば、前歯の歯並びだけを改善したい、上下の歯の一部だけが気になるという場合に適しています。一方、全顎矯正は、歯列全体の改善を目的としており、歯並びのバランスを整えるために全体的に歯を動かす治療です。

  • 部分矯正の特徴
    • 特定の歯や歯列の一部だけを対象にするため、治療範囲が狭く、治療の進行が速い。
    • 治療対象の部分に限定しているため、費用も比較的抑えることができる。
    • 全体矯正に比べ、治療期間が短くなることが多い。
  • 全顎矯正との違い
    • 部分矯正は一部の歯だけを対象とするので、全体的な歯並びのバランスを整えるには不向き。
    • 全顎矯正は全体的な歯並びを整える治療で、特に歯並びに大きな問題がある場合に適しています。

 

部分矯正の治療期間や費用

部分矯正の治療期間は、治療内容によって異なりますが、一般的には数ヶ月から1年程度で完了します。全体矯正に比べて期間が短いため、忙しい方や短期間で改善したい方にとっては非常に便利です。

  • 治療期間
    • 部分矯正は数ヶ月から1年程度で、治療が終わることが多いです。
    • 治療期間が短いため、矯正装置を装着している期間も比較的短くて済みます。
  • 費用
    • 部分矯正の費用は、治療する範囲が限られているため、全体矯正よりも安価になることが一般的です。
    • 費用は治療する歯の本数や使用する装置により異なりますが、全体矯正の半額程度で済むことが多いです。

 

効果が期待できる範囲の説明

部分矯正は特定の歯に焦点を当てて治療を行うため、効果を期待できる範囲は限られています。以下のようなケースでは部分矯正が非常に効果的です。

  • 前歯の歯並びの改善
    前歯の少しのズレや隙間が気になる場合、部分矯正で十分に改善できます。
  • 歯の傾きの調整
    前歯が少し傾いている場合にも、部分矯正を使うことで歯を理想的な位置に整えることが可能です。
  • 軽度の噛み合わせの調整
    噛み合わせが少しズレている場合に、部分矯正で簡単に調整ができます。

ただし、歯並び全体に大きな問題がある場合や、顎の位置を調整する必要がある場合は、全体矯正が適しています。部分矯正はあくまで「特定の歯」や「部分的な改善」を目的とした治療法であることを理解しておくことが大切です。

 

部分矯正は、特定の歯や歯列部分を改善するための非常に効果的で迅速な治療方法です。全体矯正に比べて治療期間が短く、費用も抑えられるため、特に忙しい方やコストを抑えたい方には最適な選択肢です。

 

3.部分矯正で改善できるケース

部分矯正は、全体の歯並びを整える必要がない場合に非常に有効な治療法です。特に、限られた範囲での歯の移動や改善を目指す場合、部分矯正は短期間で効果を実感できる方法です。ここでは、部分矯正で改善できる代表的なケースをいくつかご紹介します。

 

軽度の歯並びの乱れやすきっ歯
  • 歯並びが少し乱れているだけのケース
    部分矯正は、軽度な歯並びの乱れや、前歯が少しずれている場合に特に効果を発揮します。例えば、上の前歯が少し出ている、または隙間ができている場合、部分矯正を使ってその部分だけを矯正することができます。
  • すきっ歯の改善
    前歯の隙間(すきっ歯)を解消したい方にも部分矯正は適しています。矯正装置を数ヶ月間装着することで、気になる隙間を縮め、自然で整った歯並びに近づけることができます。

 

前歯の隙間や噛み合わせの改善
  • 前歯の隙間を改善したい場合
    前歯に隙間ができていると、見た目に影響を与えるだけでなく、食事や会話に支障をきたすこともあります。部分矯正は、前歯だけを集中的に治療するため、短期間でその隙間を解消し、美しい歯並びにすることが可能です。
  • 噛み合わせの軽度なズレ
    噛み合わせが少しだけズレている場合でも、部分矯正で十分に改善できます。たとえば、上の歯と下の歯が少しずれている程度の場合、必要な歯だけを動かして、快適な噛み合わせに調整することができます。

 

後戻り矯正の対応
  • 矯正後に歯が後戻りしてしまった場合
    矯正治療を終えた後に、歯が再び元の位置に戻ってしまうことがあります。これを「後戻り」と言います。部分矯正は、後戻りした歯を再度調整するためにも効果的です。必要な部分だけを調整することで、再度歯並びを整えることができ、過去の矯正治療を無駄にすることなく、最終的に理想の歯並びを取り戻すことができます。

 

部分矯正は、軽度の歯並びの乱れや前歯の隙間、噛み合わせの改善など、比較的小さな問題に対応するのに適した治療方法です。短期間で目に見える結果が得られるため、時間や費用を抑えたい方にもおすすめです。

 

4.部分矯正では難しい症例

部分矯正は限られた範囲の歯並びや噛み合わせの改善に適していますが、すべての矯正問題に対応できるわけではありません。以下のような症例では、部分矯正が難しい場合があります。これらの症例に該当する場合は、全体的な矯正治療が必要となることがあります。

 

骨格に原因がある場合
  • 歯だけでなく顎の位置や骨格に問題がある場合
    部分矯正は歯そのものを動かす治療法であるため、顎の位置や骨格の問題を改善することはできません。例えば、下顎が大きく前に出ている場合や、上顎が後退している場合、部分矯正では十分な改善が難しく、骨格矯正を行う必要があります。

 

噛み合わせ全体のズレがある場合
  • 全体的な噛み合わせのズレ
    部分矯正は、特定の歯を対象にする治療です。もし、全体的な噛み合わせのズレが大きい場合、部分矯正では完全に解消できないことがあります。噛み合わせが悪いと、歯が不均等に負担を受けてしまうため、全体的な治療が必要になります。

 

重度の歯列不正や複雑な症例
  • 歯並びが大きく乱れている場合や歯が大きく傾いている場合
    もし、歯が大きく傾いていたり、歯列が非常に乱れている場合、部分矯正ではその改善が難しいことがあります。こうした症例では、歯を動かす範囲が広く、全体的な矯正治療が必要になる場合が多いです。
  • 歯を大きく動かさないと改善しない症例
    部分矯正は比較的軽度な歯のズレに対応できますが、歯を大きく動かさなければならない場合、全顎矯正が適していることがあります。

 

部分矯正は、軽度の歯並びの乱れや前歯の隙間を改善するために非常に効果的ですが、骨格的な問題や全体的な噛み合わせのズレ、または重度の歯列不正に対しては適用が難しいことがあります。治療を進める際には、歯科医師と十分に相談し、自分に合った矯正方法を選択することが重要です。

 

5.部分矯正の治療方法の種類

部分矯正にはさまざまな治療方法がありますが、患者様の歯並びや希望に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。それぞれの治療方法には特徴があり、得意な症例も異なります。ここでは、マウスピース矯正、ワイヤー矯正、裏側矯正3つの主な治療方法について、どのような特徴があるのかをご紹介します。

 

マウスピース矯正の特徴と適応範囲
  • 透明で目立ちにくい装置 マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯を少しずつ動かす治療法です。そのため、装着中でも目立たず、見た目を気にする方に特に人気があります。
  • 適応範囲 主に軽度から中度の歯並びの乱れや前歯の隙間を改善するのに効果的です。部分矯正として、前歯や特定の歯をターゲットにして治療する場合に向いています。
  • 取り外し可能 食事や歯磨きの際に取り外せるため、衛生面でも便利です。ただし、効果を得るためには、12022時間の装着が必要です。
  • 治療期間 マウスピース矯正の治療期間は、一般的にワイヤー矯正に比べて短くなることが多いですが、個々の症例によります。

 

ワイヤー矯正の利点と選び方
  • 強力な歯の移動力 ワイヤー矯正は、金属のワイヤーとブラケットを使って歯を動かす治療方法で、歯をしっかり動かす力を持っています。歯が大きくずれている場合や、噛み合わせの改善が必要な場合に適しています。
  • 適応範囲 歯並びが乱れている場合や、噛み合わせのズレがある場合に特に効果的です。部分矯正の場合、特定の歯だけを動かすことができます。
  • 治療期間と費用 治療期間は、マウスピース矯正に比べて長くなることが一般的です。また、費用も少し高くなることがありますが、その分しっかりと歯を動かすことができます。

 

裏側矯正が向いているケース
  • 目立たない矯正 裏側矯正は、ワイヤー矯正の一種ですが、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に取り付けるため、外からはほとんど見えません。見た目を気にされる方にとって大きな利点です。
  • 適応範囲 部分矯正でも裏側矯正は利用でき、特に前歯や目立つ歯を動かす際に効果的です。ワイヤー矯正と同様、歯の位置を大きく動かすことができますが、外から目立たないので、仕事や日常生活で気になることが少なくなります。
  • 治療期間 裏側矯正は、通常のワイヤー矯正よりも若干治療期間が長くなることがありますが、その分目立たずに矯正を行えるため、見た目を重視する方には適しています。

 

部分矯正の治療法には、マウスピース矯正、ワイヤー矯正、裏側矯正の3種類があります。それぞれに適した症例があり、見た目や治療の進行具合、費用面などを考慮して選ぶことが大切です。

 

6.部分矯正のメリットと注意点

部分矯正は、全体的な矯正と比較して短期間で手軽に行える治療方法ですが、メリットとともに注意点もあります。ここでは、部分矯正の利点と、治療を始める前に知っておきたいリスクについてご説明します。

 

短期間で手軽に矯正できる
  • 治療期間が短い 部分矯正は、全顎矯正に比べて必要な治療期間が短いです。特に、前歯の歯並びを整えたい場合、通常6ヶ月から1年以内で治療が完了することが多いです。治療後は見た目や機能が改善され、満足度も高いです。
  • 手軽さと快適さ 部分的に矯正を行うため、全体的な矯正治療に比べて患者様の負担も少なく、快適に治療を進められることが特徴です。必要な歯だけに焦点を当てて矯正を行うため、通院回数も少なくなることがあります。

 

費用を抑えながら効果を実感
  • コストパフォーマンスが良い 部分矯正は、全顎矯正に比べて費用が抑えられることが大きなメリットです。治療範囲が限られているため、ワイヤーやマウスピースの数も少なく、その分費用が安くなります。治療内容に応じて予算内で治療を進めることができるので、経済的な負担も軽減できます。
  • 必要最低限の治療で満足できる 歯並びの中でも特に気になる部分だけを矯正できるため、無駄な治療を避けつつ効果的に歯並びを整えることが可能です。限られた時間と費用で、見た目の改善が期待できるため、忙しい方や短期間での改善を求める方にも適しています。

 

部分矯正が適応しない場合のリスク
  • 全体的な歯並びや噛み合わせに影響がある場合 部分矯正では、主に特定の歯を矯正するため、全体的な歯並びや噛み合わせを調整したい場合には適していません。例えば、顎の骨格に問題がある場合や、噛み合わせに広範囲の調整が必要な場合は、部分矯正だけでは解決できません。
  • 治療後に不安定な結果が残ることも 部分矯正を行う際には、矯正後の歯並びが他の歯に影響を与えたり、後戻りしてしまうことがあります。特に噛み合わせの調整が必要な場合、部分矯正では問題が完全に解決されないことがあります。そのため、治療後も長期的なメンテナンスが必要な場合もあります。
  • 予想以上に改善しないこともある 部分矯正では、治療範囲を限られているため、歯並びの改善が思った以上に進まない場合もあります。特に、歯の動きが限られている場合や、歯の根の位置が重要な場合、部分矯正だけで十分な効果が得られないことも考えられます。

 

部分矯正は、短期間で歯並びを改善でき、費用も抑えられるため、時間やお金を節約したい方にとって魅力的な選択肢です。しかし、治療対象が限られているため、全体的な歯並びや噛み合わせの改善には不向きです。

 

7.矯正治療を始める前のチェックポイント

矯正治療を始める前に、いくつかの重要なポイントをチェックしておくことが大切です。これらのチェックポイントをしっかり確認することで、スムーズな治療開始と安心した治療過程を進めることができます。以下では、治療前に確認しておくべき内容をご紹介します。

 

事前診断で歯並びを正確に評価
  • 歯科医師による正確な診断 矯正治療を始めるには、まず歯並びや噛み合わせの状態を正確に診断することが必要です。これには、X線やデジタルスキャンなどを使って歯の位置や骨の状態をチェックします。診断結果を基に、どの矯正方法が適しているか、治療計画を立てることができます。
  • 自分の歯並びに合った治療法を見つける 歯並びや噛み合わせの状態は個人差が大きいため、治療方法は人それぞれです。事前の診断をしっかりと行うことで、あなたに最適な治療計画を立て、効率よく矯正を進めることができます。

 

自己判断による矯正のリスク
  • 自分だけで治療方法を決めない 矯正治療を始める際、自分で治療方法を決めてしまうのは危険です。例えば、マウスピース矯正を希望した場合でも、実際に自分の歯並びに合わなければ、望んだ結果が得られないことがあります。自己判断は、治療の効果を損なうリスクがありますので、必ず専門の歯科医師と相談しましょう。
  • リスクを避けるためにプロに相談 矯正の方法を選ぶときは、必ず専門家の意見を聞くことが重要です。経験豊富な歯科医師による正しいアドバイスを受けることで、不必要なトラブルを避けることができます。

 

信頼できる歯科医師選びの重要性
  • 専門知識と経験を持った歯科医師を選ぶ 矯正治療は長期間にわたることが多く、信頼できる歯科医師とともに進めることが大切です。歯科医師の経験や専門知識、過去の治療実績を確認することで、治療が安心して進められます。信頼できる歯科医師に出会うことで、治療のクオリティも確保できます。
  • 患者様とのコミュニケーションを大切にする歯科医師 矯正治療は治療中に感じる不安や疑問も多いものです。そのため、患者様とのコミュニケーションをしっかりと取り、サポートしてくれる歯科医師を選ぶことが重要です。どんな些細なことでも質問しやすい環境であれば、治療が順調に進みやすくなります。

 

矯正治療を始める前に、事前診断で歯並びや噛み合わせを正確に評価し、自己判断によるリスクを避けるためにも、信頼できる歯科医師に相談することが大切です。治療計画をしっかり立てることで、矯正治療をスムーズに進めることができ、最終的には満足のいく結果を得られるでしょう。

 

8.部分矯正で得られる審美効果

部分矯正は、見た目に関しても大きな効果を期待できる治療方法です。気になる部分だけを矯正することで、自然な笑顔を手に入れることができます。ここでは、部分矯正によってどのような審美効果が得られるのかご説明します。

 

自然な笑顔を手に入れる方法

部分矯正は、気になる部分を集中して治療する方法です。例えば、前歯や目立つ部分の歯並びを整えることができるため、自然で美しい笑顔を作り出せます。従来の全顎矯正に比べ、治療対象が限定されているため、短期間で効果を実感しやすい点が特徴です。

  • 短期間での改善 部分矯正は治療期間が短く、早期に変化を感じることができます。そのため、急ぎで歯並びを整えたい方にとっては、非常に有効な方法です。
  • 限定的な治療での効果 特に前歯の歯並びが気になる方にとって、部分矯正は効果的です。気になる部分だけを矯正することで、全体的なバランスが整い、笑顔がより魅力的になります。

 

部分矯正による歯並び改善の具体例

部分矯正の効果が特に現れるケースとして、以下のような症例があります。

  • 前歯のすき間 すきっ歯や前歯の隙間を改善するために部分矯正を使うことができます。短期間で隙間が閉じ、きれいなラインができることで、笑顔に自信を持つことができます。
  • 軽度な歯のずれ 歯並びの中でも軽度なずれや歯の位置のずれを改善したい方にとって、部分矯正は効果的です。対象を絞って治療するため、手軽に改善できます。
  • 軽度な前歯の突出 前歯が少し出ていると感じている方には、部分矯正で前歯を引っ込めることができます。これにより、顔の印象が大きく改善されます。

 

美しい歯並びがもたらす心理的な変化

美しい歯並びを手に入れることで、見た目に自信を持てるようになります。歯並びが整うことで笑顔が自然と増え、気持ちにもポジティブな変化が現れます。歯の健康が改善されることにより、日々の生活でも自信を持って人と接することができるようになります。

  • 自信が高まる 歯並びがきれいに整うことで、笑顔に自信を持てるようになります。自分の外見に自信を持つことで、コミュニケーションにも積極的になれるでしょう。
  • 心理的な効果 美しい歯並びが心に与える影響は大きく、自己肯定感が高まり、社会的な場面でも自信を持って過ごすことができるようになります。自己表現がしやすくなり、人前で話すことや写真に写る際にも気持ちよく笑顔を作れるようになります。

 

部分矯正は、自然で美しい笑顔を手に入れるための非常に効果的な方法です。気になる歯の部分を短期間で改善し、見た目に自信を持てるようになります。また、美しい歯並びがもたらす心理的な変化は大きく、生活の質が向上します。

 

9.矯正後のメンテナンスとケア

部分矯正が完了した後も、歯並びをキープするために必要なケアがあります。治療後のメンテナンスをしっかり行うことで、長期的に美しい歯並びを保つことができます。ここでは、治療後に注意すべきケア方法と生活習慣についてお話しします。

 

後戻りを防ぐためのリテーナー

矯正が完了した後、歯が元の位置に戻ろうとすることを「後戻り」と言います。部分矯正でもこの後戻りは起こる可能性がありますが、リテーナーを使うことでそのリスクを最小限に抑えることができます。

  • リテーナーの役割 リテーナーは、矯正後に歯が安定するまでの間、歯並びをキープするための装置です。毎日着用することで歯の位置が安定し、後戻りを防ぐことができます。
  • リテーナーの種類 リテーナーには、取り外し可能なタイプと固定式のタイプがあります。治療が終わった後、担当の歯科医師が最適なリテーナーを提案します。

 

日々のケアと定期的なチェックの必要性

治療後も美しい歯並びを維持するためには、日々のケアと定期的な歯科チェックが欠かせません。

  • 日々のケア 正しいブラッシング方法を続けることが大切です。歯並びが改善されても、歯の健康が保たれないと再び問題が発生する可能性があります。デンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯と歯の間をきれいに保ちましょう。
  • 定期的なチェック 治療後も半年に一度の定期検診を受けることが推奨されます。定期的な検診では、歯の状態やリテーナーのフィット感を確認し、必要に応じて調整を行います。

 

部分矯正後の生活習慣で注意すべきこと

部分矯正を終えた後は、日常生活での習慣にも気をつける必要があります。これにより、歯並びを長持ちさせることができます。

  • 食生活に注意 矯正中や治療後は、硬い食べ物や粘り気の強い食べ物を避けると良いでしょう。例えば、ガムやキャラメルなどは歯に負担をかける可能性があるため、控えめにしてください。
  • 歯ぎしりや食いしばりの対策 歯ぎしりや食いしばりが癖になっている場合、それが原因で歯並びに影響を与えることがあります。必要であれば、ナイトガード(歯を守るためのマウスピース)を使用することをお勧めします。
  • 口呼吸の改善 口呼吸が習慣になっていると、歯並びや歯の健康に影響を与えることがあります。できるだけ鼻呼吸を心がけるようにしましょう。

 

部分矯正が終わった後も、治療を完了させた状態を維持するためには、リテーナーの使用や日々のケア、定期的なチェックが重要です。また、生活習慣の見直しや食生活への注意、歯ぎしりの防止なども、歯並びを美しく保つためには大切なポイントです。治療後もお手入れを怠らず、美しい歯並びを長期間維持できるよう心がけましょう。

 

10.よくある質問

部分矯正に関して、患者様からよくいただく質問について詳しくお答えします。部分矯正は、部分的な歯並びの改善に特化した治療方法ですが、どんなことが気になるのか、よくある疑問を解消していきましょう。

 

部分矯正にかかる期間や費用は?

部分矯正は、全顎矯正に比べて治療期間が短く、費用も比較的抑えられる点が魅力です。

  • 期間
    部分矯正の治療期間は、通常6ヶ月から1年ほどです。全顎矯正に比べると短期間で治療が終わるため、忙しい方にもおすすめです。
  • 費用
    部分矯正の費用は、治療する範囲や使用する装置によって異なりますが、全顎矯正よりも安価になることが一般的です。具体的な料金は、診断を受けた後にご案内できます。

 

部分矯正でどれくらい痛みがある?

矯正治療には多少の痛みが伴うことがありますが、部分矯正の場合もそれは同様です。しかし、痛みの感じ方には個人差があり、初めのうちは歯が動くことで違和感や軽い痛みを感じることがあります。

  • 治療初期
    新しい装置を装着した初日や数日間は、歯が動き始めるため、食事中に違和感や軽い痛みを感じることがあります。しかし、数日で慣れてくる場合がほとんどです。
  • 治療中のケア
    痛みが気になる場合には、鎮痛剤を使ったり、冷たいものを飲んだりすることで、症状を和らげることができます。痛みが強い場合は、歯科医師に相談して調整をしてもらいましょう。

 

全顎矯正との違いをどう判断する?

全顎矯正と部分矯正の大きな違いは、治療する範囲です。部分矯正は、主に気になる歯だけを改善するのに対し、全顎矯正は、歯並び全体を調整します。

  • 部分矯正
    部分矯正は、前歯の歯並びが気になる、すきっ歯や軽度の噛み合わせの不具合を改善したい場合に向いています。範囲が限定されているので、治療期間や費用を抑えたい方におすすめです。
  • 全顎矯正
    全顎矯正は、歯並び全体を整える治療法です。歯並びの状態が広範囲にわたる場合や、噛み合わせに関して大きな問題がある場合に適しています。治療期間が長くなるため、時間や費用が気になる方には部分矯正の方が良い選択肢になるかもしれません。

 

部分矯正は、歯並びが気になる部分だけを改善することで、短期間で理想的な歯並びを手に入れることができる効果的な治療法です。治療期間や費用を抑えながら、美しい歯並びを手に入れることができる点が大きな魅力ですが、治療できる範囲や適用される症例には限界もあります。

全顎矯正と比較して、部分矯正は特定の歯に焦点を当てた治療が可能なため、軽度の歯並びの乱れや前歯の隙間などを改善するのに最適です。ただし、噛み合わせ全体に問題がある場合や骨格の問題がある場合には、全顎矯正を選択することが必要です。

治療を始める前には、しっかりと診断を受けて、自分の歯並びに最適な治療法を選ぶことが重要です。部分矯正は、適切な範囲と方法で進めることで、短期間で大きな効果を実感できる治療法ですが、長期的なケアやメンテナンスも欠かさず行う必要があります。

自分に合った治療方法を見つけ、歯並びの改善を目指していきましょう。

 

 

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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
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*監修者

医療法人社団 真美会 銀座矯正歯科

院長 中嶋 亮

*経歴

1998年 富山県立富山中部高等学校卒業。1998~2004年 日本大学松戸歯学部

2004~2008年 日本大学大学院(歯科矯正学専攻)。

2008~2012年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 助手(専任扱)。

2012~2020年 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 アシスタントドクター。

2013~2014年 ニューヨーク大学CDEP 矯正学修了。

2014~2018年 日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 兼任講師。

2014~2015年 カリフォルニア州立大学LA校CDEP 矯正学修了。

2019~2023年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 兼任講師。

2021年~ 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 院長。

2022年~ 一般社団法人日本デジタル矯正歯科学会 理事・学術担当。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 クリニカルアドバイザー。

2023年~ Digital Dentistry Society Ambassador (Japan)。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 同門会副会長。

2023年~ Ray Face  (Ray Dent, Korea) Key Opinion Leader。

*主な所属学会

日本矯正歯科学会(認定医)

International Congress of Oral Implantologists (ICOI) インプラント矯正認定医

Digital Dentistry Society 日本アンバサダー

先進歯科画像研究会(ADI)歯科用CT認定医

・厚生労働省認定 歯科臨床研修指導医

日本美容外科学会(JSAPS)関連会員

・Orthopaedia and Solutions マネージャー

BIODENT 寿谷法コルチコトミーベーシックコース インストラクター

BIODENT モディファイドコルチコトミーコース インストラクター

・(株)YDM 矯正器材アドバイザー

・ABO Journal Club 主宰

・Cutting Edge of Digital Orthodontics 主宰

*論文・学会発表

  • ・加速矯正とアライナー治療による治療期間のコントロール ザ・クインテッセンス2022年11月号
  • ・進化するデジタル歯科技術Extra モディファイドコルチコトミー法とSureSmileによる矯正治療 日本歯科評論 81(8)=946:2021.8
  • ・進化するデジタル歯科技術 : 3Dプリンターは臨床をどう変革するか(4)矯正治療における3Dプリンターの臨床応用 日本歯科評論 81(4)=942:2021.4
  • ・矯正用光重合型レジン系接着システムの接着性能 接着歯学2013年31巻4号P159-166
  • ・歯科矯正学における3D診断および治療計画(翻訳)クインテッセンス出版
  • ・基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門(翻訳統括)クインテッセンス出版
  • ・矯正歯科治療のためのコルチコトミー(翻訳)
  • ・Effects of compression force on fibroblast growth factor-2 and receptor activator of nuclear factor kappa B ligand production by periodontal ligament cells in vitro. J Periodontal Res. 2008 Apr;43(2):168-73.
  • ・Evaluation of the success rate of single- and dual-thread orthodontic miniscrews inserted in the palatal side of the maxillary tuberosity. J World Fed Orthod. 2022 Jun;11(3):69-74.
  • ・T-helper 17 cells mediate the osteo/odontoclastogenesis induced by excessive orthodontic forces. Oral Dis. 2012 May;18(4):375-88.
  • IL-8 and MCP-1 induced by excessive orthodontic force mediates odontoclastogenesis in periodontal tissues. Oral Dis. 2011 Jul;17(5):489-98.
  • ・Effects of HSP70 on the compression force-induced TNF-α and RANKL expression in human periodontal ligament cells. Inflamm Res. 2011 Feb;60(2):187-94.
  • ・Effects of relaxin on collagen type I released by stretched human periodontal ligament cells. Orthod Craniofac Res. 2009 Nov;12(4):282-8.
  • ・Levels of RANKL and OPG in gingival crevicular fluid during orthodontic tooth movement and effect of compression force on releases from periodontal ligament cells in vitro. Orthod Craniofac Res. 2006 May;9(2):63-70.

 

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