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2022.12.23

中学生から始める矯正歯科の選び方は?専門医の方がよい?

中学生から始める矯正歯科の選び方は?専門医の方がよい?
歯並びが悪いと磨き残しが増えやすくなり、虫歯や歯周病になりやすいといわれています。見た目が気になることもあるでしょう。

矯正歯科治療を始める時期は人それぞれですが、今回は中学生から始める歯列矯正について解説します。中学生の時期ならではの状況や、体と心の成長についても加味しつつ、矯正歯科の選び方や治療の種類、費用や治療期間などを見ていきましょう。

 

 

中学生の矯正歯科の選び方

 

「納得できる効果を得られない」「矯正治療のやり直しが必要」などのトラブルを避けるために、矯正歯科はよく考えて選ぶ必要があります。たくさんある歯科医院の中から、中学生の矯正歯科を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。

 

学会認定専門医の資格有無

学会認定専門医とは、その分野において高度な知識や経験を持つ医師や歯科医師のことを指します。各学会がそれぞれの基準に基づいて資格を付与する仕組みです。歯列矯正に関しては、日本矯正歯科学会や日本成人矯正歯科学会などがあります。

研修指定病院での勤務期間、治療の実績、学術発表などの条件をクリアし、筆記試験や実技試験に合格することで認定されるのが一般的です。認定から一定期間が経過すると、更新が必要な学会も多くあります。

日本の歯科医師法では、歯科医師の免許を持っていれば矯正歯科治療の専門知識がなくても治療が可能です。歯列矯正に関する学会認定専門医の資格があるということは、矯正歯科治療の経験や実績が豊富であり、日々研究を重ねている医師である可能性が高いため、歯科を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。

 

中学生の歯列矯正の実績有無

これまでにどのような治療をしてきたかによって、信頼度も変わってきます。実績が豊富であればさまざまな状況にも対応してもらえる可能性が高いため、中学生の歯列矯正の実績が豊富で、ノウハウを蓄積している矯正歯科を選ぶとよいでしょう。

子どもの時期から歯列矯正を始めることもあれば、大人になってから始めることもあります。実績をチェックする際は、中学生の歯列矯正の実績があるのかも確認しましょう。

矯正歯科のホームページで実績をチェックするか、不明な場合は直接聞いてみるのもひとつの方法です。

 

自宅や学校からの通いやすさ

中学生の時期は、学校での授業や部活、塾などで忙しい時期でもあります。歯列矯正は定期的な通院が必要なため、無理なく通院できる場所にあることも重要な要素のひとつです。自宅や学校から近い場所や、交通アクセスがよい場所にある矯正歯科であれば通いやすいでしょう。

土日も診察している、夜まで開いているなど、診療時間も要チェックです。学校が休みの日や、塾や部活帰りに立ち寄れると、定期的に通院しやすくなります。

 

周囲の人や利用者からの評判

近所の矯正歯科の評判や、周囲で子どもの歯列矯正をしている人から矯正歯科の評判を聞いて参考にするとよいでしょう。実際に利用した人の評判や口コミは、信頼できる矯正歯科を選ぶ際のヒントになります。

周囲に利用者がいない場合などは、口コミサイトやGoogleマップの口コミなどもチェックします。いつも通っている歯科の先生に、評判のよい矯正歯科を聞いてみるのもひとつの方法です。

 

 

中学生の歯列状態と体の成長状態

 

中学生の時期における、体や心の成長状態を見ていきます。

 

12歳臼歯が生え揃う

12歳臼歯は第二大臼歯のことで、12歳くらいに生えてきます。個人差はあるものの、小学生の期間を中心に乳歯から永久歯へと生えかわり、12〜13歳くらいで28本の歯が生え揃うのが一般的です。

中学生は永久歯による歯列が完成する時期であるため、歯列矯正の治療のタイミングのひとつであるといえます。

 

体全体が成長過程にある

あごを含む顔面の骨や体全体が成長過程にある中学生の時期は、歯をきれいに並べるためのスペースを確保しやすいのが特徴です。

また、歯列矯正において大切な要素のひとつに、歯周組織の代謝があります。代謝が活発であれば矯正中の歯が比較的スムーズに動きますが、年齢を重ねると代謝が低下しがちです。中学生は新陳代謝が活発な時期であり、歯が動きやすい傾向にあります。

 

自分の見た目への意識が高まる

思春期でもある中学生の時期は、コンプレックスに悩むことも多いといえます。見た目への意識も高まり、体型や顔のパーツといった外見に関する悩みを抱えることも多いでしょう。歯並びが悪い場合、中学生の時期に気になりだすことも考えられます。

 

 

中学生の歯列矯正に関するよくある質問への回答

 

以下の項目を参考に、中学生の歯列矯正に関する疑問を解消しましょう。

 

治療可能な矯正の種類は?

中学生の歯列矯正で治療できる種類は大きく分けて2つあり、大人と同じような治療方法がとられます。

ひとつめはブラケット矯正で、歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付けてワイヤーを通し、歯を移動させていきます。大きく乱れた歯並びなどの症例にも対応可能な方法です。

歯の表側に装置を付ける場合は見た目が気になりやすいため、透明で目立たないものを選択する方法もあります。裏側矯正といって歯の舌側に装置を取り付けることも可能であり、外見を気にせずに日常生活を送ることもできます。

もうひとつはマウスピース矯正です。透明のマウスピースを装着する治療法で、目立ちにくいのが魅力です。食事や歯磨きの際などに自分で着脱が可能で、清掃性にも優れています。

ただし、マウスピース矯正で対応できる症例範囲はやや狭い点には注意が必要です。自身の歯列の状態なども考慮し、歯科医師に相談して治療方法を選択しましょう。

 

中学生から始めるメリットとデメリットは?

メリットとして治療期間が短い傾向にあることが挙げられます。中学生の時期は体が成長過程にあり、歯周組織の代謝も活発なため、スムーズに歯が動くことが期待できます。一方で、大人はあごなどの顔面の骨格がほぼできあがっており、さらに歯周組織の代謝も低下しているため、矯正したい歯を動かすのに長い期間が必要になることもあるでしょう。

また、歯並びに対してコンプレックスを抱いている場合は、早めに解消できます。早い時期に歯並びをよくすることは、磨き残しを少なくして虫歯や歯周病のリスクを減らすことにもつながります。

デメリットとして、自分で着脱できない装置を使う場合は装置の周りに汚れがたまりやすいことが挙げられます。丁寧な歯磨きが必要です。

また、表側に金属のブラケットを装着する場合は見た目が気になりやすくなります。見た目への意識が高まる中学生の時期は、より人目が気になることも考えられるため、目立ちにくい装置を選択するなど工夫するとよいでしょう。

 

治療費用や治療期間の目安は?

歯列矯正は基本的に保険がきかないため、治療費用は全額自己負担となります。歯科医院の料金設定や取り扱い装置などによって治療費用に差があります。

ブラケット矯正の場合、表側矯正であれば60万~100万円が目安で、裏側矯正の場合は100万~150万円が目安です。裏側矯正の方が高い技術が求められるため、費用がやや高めなのが特徴です。

マウスピース矯正の場合、60万~100万円程度が目安です。どの種類の治療も全体的な矯正の方が料金が高く、部分的な矯正であれば料金を抑えられます。

歯列の状態や取り扱い装置などによって異なりますが、治療期間は2年前後をひとつの目安と考えましょう。大人になってから矯正するよりも短い期間で治療できるものの、長い期間をかけて矯正していきます。高校受験前に治療を終えておきたいなどの要望がある場合は、早めの検討がおすすめです。

 

 

まとめ

 

中学生の時期はあごを含めた体全体が成長過程にあり、歯周組織の代謝も活発です。そのため、矯正する歯がスムーズに動くことが期待でき、治療期間が短くて済む場合があります。永久歯が生え揃う時期でもあるので、歯列矯正のタイミングとして適した時期であるといえます。

中学生の矯正歯科を選ぶ際は、学会認定専門医の資格の有無やこれまでの実績、利用者の評判や口コミなどを調べて比較検討しましょう。定期的に通院することを考えると、自宅や学校からの通いやすさも加味することがおすすめです。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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