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2023.06.13

歯科矯正でエラ張りは治せる?改善するパターン・改善できないパターン

歯科矯正でエラ張りは治せる?改善するパターン・改善できないパターン

 

エラ張りは歯科矯正で治せる、と聞いたことがありませんか。頬から顎までのふくらみが角ばって目立つことをエラ張りといい、エラが張っていることで顔が大きく見える、男性的に見えてしまうなどの印象を持たれてしまうケースがあります。

エラ張りは、歯科矯正で改善できる場合と、できない場合があります。この記事では、それぞれのパターンの特徴について、くわしく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

エラが張る原因

 

エラが張る原因は、大きく分けて2種類あります。筋肉の発達と、骨格のつくりが原因によるものです。 自分のエラの原因を知れば、歯科矯正によって改善可能か不可かを判断できます。以下でくわしく見ていきましょう。

筋肉の発達

エラにある咬筋(こうきん)という筋肉が発達しすぎることにより、エラが大きくなってしまったケースです。 咬筋とは、耳の付け根から下顎にかけてある筋肉で、奥歯を噛み締めたときに膨らむ箇所のことです。上の歯と下の歯を合わせたときに咬筋が動くため、食べ物を噛むときや話すときにとくに刺激されます。

なかでも、噛む力が強い、歯ぎしりや食いしばりをしてしまう悪癖があるなどの習慣のある方は要注意です。筋肉の発達をより促進させてしまうため、エラが通常よりも張ってしまいます。

骨格のつくり

骨格のつくりにより、エラが張る場合もあります。エラには、下顎角(かがくかく)と呼ばれる骨があり、フェイスラインに大きな影響を与える部位です。下顎角のサイズや角度、横の広がり方により、エラが大きく目立ちます。

下顎角の形状は、遺伝により形成されているため、歯並びを改善してもエラは変化しません。骨格のつくりが原因の場合は、歯科矯正による改善は難しくなります。

 

歯列矯正で改善するパターン

 

歯並びや噛み合わせを治す歯列矯正でエラ張りが改善しやすいのは、エラ周りにある咬筋という筋肉が発達しすぎた場合です。以下で、その具体的な内容についてくわしく紹介します。

噛み合わせが深い

噛み合わせが深いことが原因の場合です。噛み合わせが深い症状のことを過蓋咬合(かがいこうごう)と呼びますが、これは上の歯が下の歯に被さり、下の歯が隠れて見えにくくなっている状態のことです。

過蓋咬合のように噛み合わせがひどくなると、噛む力が歯に強くかかってしまい、奥歯がすり減る、しずむなどの症状が出てきます。すると顎の下が短くなり、フェイスラインが角張りしてエラが目立つ可能性があります。

噛み合わせが深い場合は、歯並びを治すことで大きく改善できます。しかし、噛み合わせが深いことに自分では気づいていない方も多いでしょう。 確認する方法としては、食事の際に下の歯が上の歯茎にあたって痛みを感じる、下の歯がすり減ってしまい冷たいものがしみるなどの症状が出ているかどうかで判断できます。

噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪い場合も改善が期待できます。噛み合わせが悪いと歯列がそろわないため、バランスのよい力加減で食べ物を噛めません。必要以上に咬筋に力をかけてしまい、結果として咬筋が発達してしまい、エラが張ってしまいます。

噛み合わせは歯列矯正により改善が期待できます。歯列がきれいにそろってうまく噛めるようになることで、必要以上に咬筋に負荷をかけなくなります。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの悪癖がある方も、改善する可能性があるでしょう。歯ぎしりや食いしばりは無意識での行動ですが、意外にも強い力が歯や顎にかかっています。通常の食事のときよりも約4〜7倍の力がかかっているとされ、相当な強さであるといえます。

そのため、歯ぎしりや食いしばりにより咬筋に強い負荷がかかり、習慣化することでエラが張ってしまいます。歯ぎしりや食いしばりの原因が、歯並びや噛み合わせの悪さの場合は、歯列矯正で改善できる可能性があるでしょう。

歯科医院に通院する際は、治療と一緒に歯ぎしりや食いしばりをなくすトレーニングを実施することで大きな効果が期待できます。また、ストレスや睡眠を改善するなど生活習慣からのアプローチも効果的です。

 

歯列矯正で改善できないパターン

 

ここからは、歯並びや噛み合わせを治す歯列矯正では、エラ張りを改善できないケースについて触れていきます。エラ張りを改善するためには、ほかの方法を検討する必要があります。以下で具体的に見ていきましょう。

骨格が張っている

もともと骨格が張っているケースです。たとえばホームベースのようなベース型(五角形)、広めの額や少し張りぎみのエラが目立つ四角形型などが、骨格が張っているひとの特徴になります。

ベース型や四角形型のような、骨格が原因でエラが張っている方の場合は、歯並びや噛み合わせを変えても外見が変わらないケースが多いです。歯列矯正だけでは改善が期待できないため、美容外科の利用を検討してみましょう。

硬いものをよく食べる

骨格が張っている以外の要因でエラが張っている場合は、歯列矯正での改善が期待できます。しかし硬いものを食べる頻度が多い方は、たとえ歯列矯正で噛み合わせを治したとしてもエラ張りを改善できないケースがあります。

硬いものを頻繁に食べることにより、エラ張りの原因である咬筋の発達を促してしまうからです。硬いものを食べるときは自然に噛む力が強くなりますが、咬筋が大きくなってしまうため、歯列矯正したとしてもエラには変化がない場合があります。

エラ張りを改善するためには、硬いものをあまり食べないことが大切です。歯列矯正を受けた後、硬いものを食べる習慣をやめることで咬筋の発達を抑制でき、エラ張りの改善が期待できます。

 

おすすめの歯科矯正

 

エラ張りは歯科矯正で改善が期待できます。歯科矯正には多くの種類がありますが、おすすめは裏側矯正、マウスピース矯正、通常矯正の3つです。以下でくわしく説明します。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置であるブラケットを取り付けて、通したワイヤーで歯を少しずつ動かしていく治療法です。舌側に装置を取り付けることから、舌側矯正ともいいます。

歯の裏側に矯正装置を取り付けるため、まわりから矯正していることに気づかれにくくなります。受付や接客など、人と接する仕事をしている方におすすめの治療法です。

マウスピース矯正

歯に透明なマウスピースを装着することで、噛み合わせを治す治療法です。マウスピース矯正では、従来の治療に使うワイヤーやブラケットは使いません。治療スケジュールに合わせて、マウスピースを何度も新しいものと交換し、歯を動かすという方法を取ります。

治療に使うマウスピースは、1mm以下の薄さで透明なため、装置は目立ちません。ワイヤーやブラケットを使わないので口内を傷つけず、違和感が少ないというメリットがあります。

通常矯正

通常矯正のなかでも一般的なのが、唇側(しんそく)矯正です。歯の表面にブラケットを取り付けて、ワイヤーで少しずつ歯を動かしていく治療法です。

通常矯正というと、ワイヤーやブラケットが目立つという印象ですが、近年それをカバーできるものも登場しています。また裏側矯正のような技術力が必要ないことから、どこの歯科でも一定の質が保たれやすいところがポイントです。

 

まとめ

 

エラ張りは、筋肉の発達が原因の場合なら、歯科矯正で改善が期待できます。噛み合わせの問題や、歯ぎしりや食いしばりの悪癖がある、硬いものを頻繁に食べる機会があるなど、エラの筋肉に負担をかけている場合です。

銀座矯正歯科では、期間や装置の見えにくさ、治療方法など、一人ひとりに合った矯正治療を提供しています。裏側矯正では、FLBという超小型矯正装置を開発しており、治療期間を短縮できて違和感が少ないのが特徴です。

マウスピース矯正は、レントゲン撮影や歯型の採取などにより、精密にはかった高品質なものを提供しています。通常矯正は、無色透明なサファイアを使用したブラケットを採用しており、審美性が高いのが魅力です。

エラ張りでお悩みを抱えており、歯科矯正を検討中であれば、ぜひ銀座矯正歯科へ気軽に相談してみましょう。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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