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2023.12.28

矯正治療前に親知らずは抜くべき?抜歯するメリット・デメリットを解説

矯正治療前に親知らずは抜くべき?抜歯するメリット・デメリットを解説
矯正をする際に、親知らずがあっても抜かずに治療できる場合があります。かりに治療中に生えてきても、中断したりすることはありません。治療するために抜歯が必要なケースについて、解説しています。

一般的に親知らずは抜いたほうがよい、というイメージを持っている人は多いでしょう。実は、生えない人もいれば、横の歯と揃って生えることもあります。

矯正治療のために、必ずしも抜歯が必要とは限りません。もし治療中に、親知らずが生えてきた場合でも、あまり治療に支障が出ることはありません。

ここからは、歯列矯正を行うにあたり、親知らずの抜歯に関して懸念される事項についてわかりやすく説明していきます。

親知らずとは?

永久歯の中で、最も奥の場所に生えてくる歯を親知らずです。第三大臼歯が正式名称ですが、智歯(ちし)とも呼ばれています。ただ、生えてこない人もいるのと、横の歯と並んで生える場合もあります。

10代後半から20代前半に生えてくる一番奥の歯

前歯から数えて、8番目に生えてくる永久歯が親知らずとされています。上下に2本ずつありますが、4本全てが生えてくる可能性はあまりありません。

横向きや斜めに生えてくると、隣の歯を圧迫する可能性があります。ですが、7番目と並んで生える場合もあり、人によって異なります。

智歯周囲炎などのトラブルが起きやすい

親知らずは、歯列の一番奥に生えるため、歯ブラシが届きにくいうえに、磨きにくい場所です。もし、歯の頭の部分しか出ていなかったり、斜めに生えていたりする場合は、歯周病や虫歯になる可能性が高くなります。

親知らずが歯並びに影響を与えることはほとんどない

通常の親知らずは大きく、しかも斜めに生えてくることが多いため、横の歯などを押してしまうと考えられることがあります。しかし実際には、上または下に2本ずつあったとしても、14本もの歯に悪影響を及ぼすほどの力はありません。そのため、歯並びが悪くなる主な原因とはなりにくいでしょう。

親知らずは矯正治療前に抜かなければならない?

親知らずは、矯正する歯として扱われないため、必ずしも抜く必要はありません。もし、歯並びの悪さの原因であると、確実に判断される場合や、横向きに生えているのであれば、抜歯が必要になることもあります。

ただし、歯科医師によって見解が異なるケースもあります。事前に説明を受け、自身が理解でき納得した上で行うようにしてください。

親知らずを抜かなくても矯正治療はできる

8番目の歯として生えてくる親知らずは、横の7番と揃って生えてくる場合もあります。何か問題が起こっていないのであれば、そのまま矯正治療を行うことが可能です。それぞれの口腔内の状態によって異なるので、確認が必要です。

途中で生えてきても矯正治療は続けられる

治療前から親知らずがあったとしても、それによる影響はあまりないでしょう。仮に途中で生えてきたとしても、抜歯することはありません。なぜなら歯列矯正の対象ではないため、装置をつけないからです。

矯正後に抜歯する場合もある

前歯などを後方へ下げるために、親知らずを抜いて治療をすることがあります。これは、スペースを確保するための抜歯です。矯正前に行うこともありますが、あとに抜歯する場合もあり、歯科医師の判断により異なります。

抜くかどうかはケースバイケース

矯正する際に、親知らずが歯茎の中に埋まっている場合、とくに問題なければそのまま治療することが多いでしょう。ただし、頭の部分である歯胚(しはい)が、隣の歯に対して横向きに生えていた場合、将来的にその歯を押してしまうことがあります。矯正治療後に、元に戻る可能性があると医師が判断した場合は、抜歯するケースも発生します。

親知らずの抜歯が必要なケース

奥歯にある親知らずを抜くことにより、歯を移動させて行う治療が可能になります。もしくは、歯茎に埋まっていて、治療後の歯並びに悪影響を及ぼす可能性があれば、抜歯することもあります。

親知らずが他の歯を押している場合

歯が生える力について、親知らずの場合は、とくに強力です。もしも横に生えていたとしたら、隣の歯が押されてしまうかもしれません。

事前に抜歯をしておくことで、前の歯を押される力がなくなります。そのため、矯正した後に、再び歯並びが悪くなってしまうリスクを減らすことが可能です。

口の中に十分なスペースが確保できない場合

歯列のスペースが不十分なために、歯並びが悪くなることがあります。歯を効果的に動かすためには、ある程度の余裕が必要です。

そのため、歯列矯正の前に、親知らずの抜歯が行われることがあります。これにより前歯から、全体的に後ろへ移動させる治療が可能となります。

親知らずがすでにトラブルを起こしている場合

親知らずは、一番奥に生えるため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しがあるかもしれません。また、食べかすが溜ってしまい、虫歯だけではなく、歯周病や歯肉炎になりやすくなります。その場合は、歯列矯正の有無に関わらず、早めの治療が必要になり、抜歯をする可能性も出てきます。

親知らずを抜歯するメリット・デメリット

抜歯するには、少なからずリスクが発生します。歯科矯正する場合でも、歯を残したまま行える場合も、もちろんあります。ここでは、歯科医師に相談した上で決定できるよう、メリットとデメリットをお伝えします。

親知らずを抜歯するメリット

歯が一部しか出ていないことにより、歯磨きが十分にできない可能性があります。そのため、口の中を清潔に保つことが難しくなるでしょう。親知らずを抜歯することにより、磨き残しが原因となる、虫歯や歯周病による口臭のリスクが低くなります。

親知らずを抜歯するデメリット

生え方が通常の歯とは異なり、あごの骨の中に埋まっている場合には、唇や頬の感覚神経が麻痺してしまうリスクがあります。または、歯の根っこの部分が複雑な形である場合にも、大がかりな処置により、顔が腫れたり、痛みが数日間続くこともあります。

矯正歯科で親知らずは抜いてもらえる?

一般的に、矯正治療のための抜歯については保険適用外です。また、親知らずの治療は複雑なケースもあります。矯正歯科専門の医院では、必要な設備が整っていないため、大学病院または、口腔外科を紹介される場合が多いでしょう。

基本的に矯正歯科で抜歯はしない

親知らずは、横向きや斜めに生えていたり、歯根の形が複雑であったり、人によっては顎の骨に埋まっていることがあります。そのような場合は、抜歯した後の患者さん側のリスクが高いため、矯正歯科医院での抜歯は、基本的に行っていません。

難しい抜歯は口腔外科に紹介になることもある

親知らずは、通常と異なる生え方をすることが多く、抜歯するにはリスクがともないます。とくに下の歯にある場合は、あごの神経が傷ついてしまうと、唇や頬の感覚が麻痺してしまう可能性が高いです。そのため、必要な設備をもつ大学病院や、口腔外科専門がある、一般歯科を紹介してもらいます。

矯正にともなう親知らずの抜歯は保険適用外

矯正治療のために、親知らずに限らず、抜歯の費用は保険が適用されません。費用は、処置する内容により異なりますが、おおよそ2万円から5万円前後の負担になります。

親知らず抜歯後の矯正の流れ

親知らずの抜歯が、歯列矯正必要だと判断するには、精密検査が必要です。それぞれの口腔内は異なるため、歯だけではなくあごなどの状態を確認するために、CTを用いることもあります。

抜歯後はしばらく時間を置いて矯正を始める

親知らずの生え方によっては、口腔外科でないと処置が行えない場合があります。抜歯した後でも、すぐには矯正の装置をつけることができません。

通常は、抜いた後の歯茎の穴が塞がってから治療を行います。その期間は、個人差がありますが、通常は1週間から1か月程度かかるでしょう。

装具装着の期間は個人差が大きい

歯列矯正の治療方法は、歯並びの状態により異なります。一般的な治療期間は、ワイヤー矯正は2年から3年ほどです。

もし矯正期間中に、虫歯や歯周病などになってしまったら、そちらの治療を優先させなければなりません。また、装具を取り外しできるものだと、適切に装着していないケースもあります。このような場合は、その分治療期間が長引いてしまうので注意が必要です。

まとめ

女性専用の銀座矯正歯科では、歯の裏側からの舌側矯正により、外からは目立たない治療法を取り入れています。美しい口元で理想の笑顔をつくるためには、高レベルの審美歯科が必要です。

歯列矯正を行う目的は、歯はもちろんのこと、顔や唇も含めて美しく見せるためではないでしょうか。ただし、歯科治療にとって第一に必要なのは噛み合わせです。その部分はもちろん重要ではありますが、矯正装置だけでは時間がかかってしまいます。

短期間で矯正治療を行える技術をもった歯科医のため、ブライダルプランも用意しています。顔全体のバランスを考えた矯正方法や、目的別のプログラムがありますので、カウンセリングでご相談ください。

 

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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
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すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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