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2023.02.28

裏側矯正しているときの喋り方のコツ!違和感がなくなる期間の目安は?

裏側矯正しているときの喋り方のコツ!違和感がなくなる期間の目安は?

 

裏側矯正しているときの喋り方のコツ!違和感がなくなる期間の目安は? 歯科矯正には、歯の表にブラケットを付ける表側矯正と、歯の裏側に着ける裏側矯正があります。裏側矯正は滑舌が悪くなったり、発音しにくくなったりするケースが予想されます。

喋りにくくなると聞くと、裏側矯正が不安になるかもしれませんが、裏側矯正はそれ以上にメリットがあり、発音のしにくさは乗り越えることも可能です。裏側矯正中の喋り方のコツについて、細かく紹介していきましょう。

 

 

裏側矯正で発音しづらくなる音

 

裏側矯正は、表側矯正よりも発声に影響を及ぼします。何故なら、ブラケットが舌の動きを狭めるからです。 普段あまり気にする機会はありませんが、実は発声において、舌の動きはとても重要です。歯の裏側にブラケットを付けることで影響があるのは、舌を歯の裏側に当てることで出せる音です。主に「サ」「ザ」「タ」「ダ」「ナ」「ラ」になります。

これらは歯茎摩擦音や、歯茎破裂音といって、舌と前歯の歯茎によって生まれる音なので、裏側矯正の影響を必ず受けるでしょう。 また、発音しづらさの原因に、ブラケットと舌が当たる感覚に慣れなかったり、舌が痛くなってしまったりすることなどが挙げられます。

どうしても気になるのであれば、スリーブを通したり、初めの間は手前だけ装置を装着したりして、徐々に慣らしていくのもよいでしょう。

 

 

裏側矯正中の喋り方のコツ

 

裏側矯正でスムーズに話せるようになるまでは、時間がかかります。大切なのは、話しにくかったり、恥ずかしかったりしても積極的に話すことです。

矯正中はずっと話しにくいというわけではなく、スポーツや語学と同じで、練習をすれば必ず普通に話せるようになります。話さなければ慣れることができず、いつまでも上手く発音できないままでしょう。

はじめのうちは慣れなくても、勇気を出してどんどん話すようにしましょう。また、単純に話す以外に、おすすめの練習法や喋り方のコツを紹介します。

母音を意識して発声する

母音は、すべての言葉に必ず含まれている音で、発音の根本的なものです。上記で紹介した、発音しにくい歯茎摩擦音のみを突然練習するのは難しいため、まずは母音である「あいうえお」を問題なく発音できるよう練習してみましょう。

母音が完璧になったら、次は子音の付いた言葉を練習します。子音の付いた言葉でも母音を意識しながら、なるべくはっきりと発音しましょう。

舌の筋肉を鍛えるトレーニングをする

裏側矯正では、舌の動かせる空間が小さくなるので、裏側矯正をしてあまり話さなくなると、舌がどんどん衰えます。発音は舌の動きが影響するので、舌を鍛えることで思い通りに舌が動かせて、滑らかな発音につながります。

まずは思いっきり舌を前に出して、そのまましばらくキープするトレーニングを毎日数分でもいいので、続けてみましょう。トイレの時間や寝る前、ちょっとしたすきま時間などに習慣化するとよいです。

ただ舌を前に出すだけでも良いですが、慣れてきたら上を向いた状態で、天井に向かって舌を突き出すという、さらに負荷がかかるトレーニングができたら効果は高まります。

早口言葉を練習する

早口言葉は、たとえ矯正をしていない人でも、繰り返し練習することでよい滑舌に導いてくれます。矯正中の場合は、早く言うことだけを意識するのではなく、まずはその言葉をはっきりとした発音で言えるように、ゆっくり練習してみましょう。

ゆっくりの状態で、問題なく滑らかに言えるようになってきたら、少しずつスピードアップにチャレンジしてみましょう。早口言葉のなかでも上記で紹介した、発音しにくい音が多いものを選ぶと、さらに練習の効果が高まります。 早口言葉だけではなく、詩や言葉遊びが盛り込まれているような簡単な絵本など、短い文章を読むのも練習になります。最初は、ただ声に出すだけの音読をしてみましょう。

慣れてきたら、感情や抑揚をこめた朗読にチャレンジしていくとよいでしょう。朗読がスムーズにできたら、大分滑らかに話せるようになっているはずです。

 

 

裏側矯正で違和感がなくなるまでの期間

 

歯並びが悪いほど、裏側矯正の違和感を強く感じてしまう可能性が高いです。出っ歯のように歯が外向きで、舌を動かす空間があったとしても、違和感をまったく覚えないということはありません。

違和感がなくなるまでの期間は人それぞれで、数日からおよそ1か月と、かなり幅広く個人差があります。最初の方は痛みも相まって、違和感が苦痛に思えるかもしれませんが、時間が経つと必ずおさまってきます。

もしも数か月も違和感が続くようだったら、担当の歯科医に相談してみるのもよいかもしれません。

 

 

裏側矯正の滑舌以外のデメリット

 

裏側矯正特有のデメリットは何でしょうか。

口内炎ができる可能性がある

裏側矯正では矯正器具と触れるので、舌が口内炎になりやすいです。口内炎になるタイミングはそれぞれ、矯正の目的に左右されます。

前に出ている歯を内側に寄せるのであれば、矯正器具が舌に近づくので、矯正が進むにつれて口内炎ができやすくなります。へこんでいる歯を外側に向けるような矯正であれば、下から矯正器具が離れているので、だんだん口内炎ができにくくなります。

食べ物が引っかかると取りづらくなる

表側だと、食べ物が引っかかっても楊枝などを使って、鏡で見ながら取り除きやすいですが、裏側は直接確認することができないので、一度引っかかると取るのが難しいでしょう。

引っかかりやすいのは、キャラメルやおもちなど粘着性のある食べ物、硬い食べ物、肉や魚など繊維質な食べ物になります。

また、これらに該当しない麺類は大丈夫そうに見えますが、よく噛んで飲み込まないと、矯正器具に引っかかったまま麺の一部が喉の奥まで入り込み、むせて危ない状態になります。矯正中はとくに気を付けて、よく噛みましょう。

 

 

裏側矯正ならではのメリット

 

裏側矯正には、表側矯正にはないメリットがあります。

装置が目立たない

表側矯正との最も大きな違いは、外見の目立たなさです。とくに大人になってからの矯正は、見た目を気にする方も多いでしょう。人前に出る職業だと、なおさら裏側矯正の方が支障は少なく済みます。

矯正装置による外傷が少ない

表側矯正は、頬や唇が傷付きやすいですが、裏側矯正はそういったケガを防げます。とくに表側矯正の場合、スポーツなどで頬をぶつけたりすると、大きな外傷になることもあります。

上記で舌の口内炎のリスクを説明しましたが、舌の動きを少し意識しながらの生活に慣れてくれば、口内炎になることも少なくなります。

しかし表側矯正の場合は、矯正が終わるまで外傷のリスクをずっと背負い続けるので、長期間気を使う必要があります。

歯の動きを実感しやすい

裏側矯正は、装置が奥歯を動きにくくするので、矯正したい部分を確実に移動させられます。そのため、歯の動きをより実感しやすいです。 また、歯並びの原因を作るひとつに、舌の位置があります。出っ歯の方は、無意識のうちに歯を舌で押している可能性があります。もちろん一気に歯は動きませんが、長い年月押し続けると、徐々に歯は動いてしまいます。

裏側矯正は上記にもあったとおり、舌の動きを封じるので、最初は慣れないかもしれませんが、慣れたら舌が歯より手前だけで動く癖がつきます。結果的に、矯正後も美しい歯並びを保ちやすいというメリットもあります。

表側矯正だと舌が歯を押すのをやめられず、せっかく矯正しても舌が歯を押してしまい、また出っ歯になっていくおそれがあります。

 

 

まとめ

 

裏側矯正は、発音に違和感が出てしまうと思うと躊躇してしまうかもしれません。しかし、そもそも歯並びが悪いと噛み合わせが悪く、歯の隙間から空気が漏れてしまい、発音や滑舌が悪くなっていることが多いでしょう。

そのため、裏側矯正によって喋りにくくなったと感じるかもしれませんが、実は前から滑舌が悪かった可能性があります。 矯正で歯並びが綺麗に整えば、必ず発音も綺麗になります。矯正器具を付けている時間は、一生のうちで考えると短い期間でしょう。

付けている間は、痛みや話しづらさで1日1日が長く感じ、辛いかもしれません。しかし終わったときには必ずよくなるはずなので、来たるその日を楽しみに乗り越えましょう。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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